子供と歩く大阪散歩ノート

今日の産経WESTで、『訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出』という特集記事がありました。

ネット上では、大阪の梅田駅や、東京の新宿駅、渋谷駅を例に、国内で最も難解な駅はどこか、といった論争が、常に起こっているんだそうです・・・

駅構内を再現したゲームアプリもあって、新宿駅と渋谷駅のダンジョンは既にリリース済で、ラストダンジョンとして、梅田駅版の登場が期待されているんだそうですよ(笑)

スポンサーリンク

大阪人の私から見た梅田の地下街

梅田は、規模的には渋谷や新宿と比べ物にならない程ショボいと思うんですが、「古さ」に起因するであろう、場当たり的に伸長していった道のややこしさでは、群を抜いています。

なにせ、最初に地下道ができたのが、うちの親よりも年上の『昭和17年』で、その後、主要なビルができる度に、コツコツと伸長していった、炭鉱の坑道みたいなガタガタと脇道がたくさんある道なんです。

記事で、写真で紹介されていたのは、『ホワイティ梅田』と『ディアモール大阪』のY字路ですが、実際に歩いてみると、特に『ホワイティ梅田』などは、場当たり的に作った感が半端なく、外国からの旅行者の方には、かなり難易度高いと思います。(実際は、場当たり的に作った訳ではないんでしょうけど(笑))

同じ、難易度の高い『ディアモール大阪』は、出来てから10年位でまだまだ新しいので、中心の広場から放射状に伸びる地下道に、一応の秩序があるのですが、曾根崎警察の地下を起点に、放射状に複数の地下道が伸びる『ホワイティ梅田』は、初めて歩くには、本当に手強い地下道です。

私も若かりし頃、西梅田にある会社に勤め始めて、梅田の地下街を全て関連付けてマスターするのに3年位かかりました(ちなみにドーチカ(堂島地下街)と、大阪第四~第二ビルの地下街は、完璧に網羅)。

でも、普段あまり行かない『ホワイティ梅田』と『阪急三番街』は、たまに「あれっ?(焦)」ってなります。

梅田の地下道の手強さの理由は、薄々感づいてはいましたが、長年うまく説明できなくて、今日、産経WESTを読んで、ようやくわかりました。

以下、産経WESTよりの引用です。

梅田の地下街が人を迷わせるのは、主に次のような理由が挙げられる。

(1)地下道が碁盤目状でないため、交差点が直角ではなく斜めになっている地点が多い

(2)傾斜した地形のため、同じ地下1階でも数メートルの高低差が生じる場所がある

(3)地下1階と地下2階の2層構造になっている

こうした理由から、移動しているうちに方向感覚を狂わされたり、何階にいるのか分からなくなったりしてしまう。

~ 中略 ~

さらに「人間は曲がり角を直角に近い角度で捉えてしまう傾向にある」ため、斜めの交差点が多い梅田のような地下街は「特に方角や距離感のイメージをつかみにくい」というのだ。

なるほど!梅田の放射状の地下道は、ほとんど道なりで緩やかなので、『曲がり角』とは認識しづらく、距離感をつかみづらかったり、曲がるチャンスを逸したりするんですね。

確かに、友達とおしゃべりしながらテキトーに歩いていると、ホワイティの、あの微妙に放射状の道が間違えやすくて、ナビオの方面の道に行きたかったのに、富国生命ビルの方に行ってしまったりするんですが、そういうわけだったのか~。

思えば、私は京都に土地勘はありませんが、宇治や嵐山で道に迷ったことはあっても、京都市内中心部で道に迷ったことがないのですが、あれは道路が碁盤の目で、方角が分かりやすいからなのかもしれませんね。

それほど、直角の四つ角と、不規則な形の交叉路には、心理的&視覚的な違いがあるのですね~。

20年来の謎が解けて、今日はスッキリ♪、勉強になりました。

最後に、もし私が梅田の地下街で道を尋ねられたら・・・

私なら、旅行者の方には、まかり間違っても、地下の方が早いですよ、なんて案内はしなくて、「早い」よりも「分かりやすい」方をお教えしますね。

あと、地上に出た方が、方向感覚がつかみやすいので、大阪・梅田の地下街で道に迷ったら、とりあえず地上に出てみることをおススメします。

前に私がとった写真で、ちょっと遠いのですが(右の方の丸くて茶色いビルで、遠くからも目立ちます)、大阪第一ホテルが入っている『大阪マルビル』が【JR大阪駅の真ん前】と覚えておくといいですよ♪

正確にいうと真ん前ではなく、ビルひとつ間に挟んでいますが、インパクトの点から、「ほぼ」真ん前といってもいいかと思います。(ちなみに、大阪第一ホテルについて説明した過去記事はコチラ

階数が30階建てなので、ほかのビルよりも少し低いのですが、円柱型の形といい、個性的な茶色い色といい、梅田で唯一無二の存在で、絶対に他のビルと見間違えようがなく目印に最適で、JR大阪駅は、梅田の丁度真ん中にあるので、ランドマークにするのにおススメなんです。

(丁度この『大阪マルビル』の地下一帯が、先ほどから話題に出ている『ディアモール大阪』になりますので、くれぐれもマルビルの地下で道に迷わないように(笑))

大阪の人は、先を急いでそうな人とか、話しかけてくれるな光線(?)を放ってる人以外、道を聞かれて嫌な気持ちになる人は少ないので、道行く人に気軽に尋ねてください。

運がよければ、目的地まで連れて行ってくれる、親切(おせっかい?)な人もいるかもですよ(私みたいな人です(笑))♪

 

●oo○ooo●  最後まで読んで下さりありがとうございます。  ●ooo○oo●
この記事が何かのお役に立てたら幸いです!

  にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ


スポンサーリンク

コメントありがとうございます!

コメント(承認制です。反映までしばらくお待ち下さい。)

この記事へのコメントはありません。

スポンサーリンク