黒色が出ないプリンターから一時的に書類を印刷した方法

プリンターが一年で一番必需品となる確定申告の最終仕上げ＆提出のその日に、なんと頼みの綱であるプリンターが故障してしまいました。

私はアナログ人間なので、入力したデータをプリントした紙同士を突き合わせて赤ペンでチェックするということを毎年やってるのですが。

今さらモニターの画面上だけでチェックなど器用なことなどできるはずもなく、頭を抱えてしまいました。

故障の症状

使用しているプリンターは、2011年頃購入したCANON・MG6230という機種です。

会計ソフトの画面やエクセル画面の罫線や題字は印刷されるのに、数字データが全く印字されなくなりました。

実はちょっと前から、写真は普通に印刷できるのに、楽譜だけ真っ白の紙のまま出てくる、というプリンタのコンディションが気になってはいました。

で、今回会計ソフトやエクセルの黒文字だけ印字できないのを見て、「”黒”が不調なんだ！だからモノクロの楽譜が印刷できなかったんだ！」と気づきました。

黒だけ印刷できない時に考えられること

まずはキャノンのQ＆Aを見ながら、何度もヘッドクリーニング→印刷テスト→強力ヘッドクリーニング→テスト印刷とを繰り返したんですが全然ダメ。

（参考：Q＆A【インクジェットプリンター】インクが出ない・掠れる（インクタンク独立型））

ノズルチェックパターンを印刷しても、黒の網目がかすれるとかいうレベルではなく全く印刷されなくて真っ白です。

まだ中身が残っている黒のインクを新しいものに変えてみたりしたんですが、それでもダメ。

ダメ元で、パソコン側のドライバを再インストールしてもダメ。

気づいたら夜中の２時半に（汗）

困り果ててあちこち検索していたのですが、どうやら「ヘッドの目詰まりが取れない」か「ヘッド自体の寿命」、この２択まで原因が絞られました。

YOUTUBEでは、MG6230のヘッドを取り外して水（お湯かな？）で丸洗いするという荒業も発見ｗ

キャノンのプリンターは機種によってヘッドを取り外して洗える場合があることを、１０年使って初めて知りました。

ヘッドの目詰まりが取れて印刷できるようになったら、ヘッドの寿命ではないと分かったのですが、２月の夜中の丑三つ時に手を真っ黒にしながらヘッドを水洗いす勇気も元気もなく…。

ここから更に検索の鬼となって、最終やっと（簡易的に）印刷ができる方法を見つけました。

どうしてもプリントしたいときにとった対処法

プリンターが黒い文字だけ印字しなくなる事例はけっこうあるみたいで、何件が対処法がヒットしました。

その中で一番わかりやすいアドバイスを取り入れて、「光沢紙モードでカラー印刷する」という方法を試しました。

結果、うまく印刷されました（驚）。

ただ、用紙が普通紙だったので妙ににじんだような感じになりましたが…。

写真などをカラーで印刷する時って、カラーインクを使って黒色を表現しているそうなのです。

その仕組みを利用して、一時的に書類をプリントできたのですが。

できるプリンターとできないプリンターに分かれるみたいなので、試してみる際は自己判断＆自己責任となりますが。

どうしても今すぐプリントしないといけない書類がある場合は、試してみる価値があるのではと思いました。

メーカーや機種によっては、例えばエプソンなどで「カラーインクで黒を表現する」という設定で黒インクが出ないピンチを脱する方法もあるそうで。

私の使っているキャノンンのプリンタはこのような機能がなかったので、カラーインクで印字してくれる光沢紙印刷設定を使いました。

完全に家の中で使う自分用のプリントでしかできませんが、どうしてもプリントしないといけない場合は試してみる価値はあると思いました。

今後の教訓

今回検索していて分かったことは、純正インクを使わないとヘッドが目詰まりしたり寿命が早くなったりすることでした。

汎用・互換インクを買わせないためのＰＲ活動かと思ったんですがｗ、あちこち検索してみると互換インクで不具合が出たという話もチラホラ見かけました。

何よりも、故障した場合に純正インクを使っていないと保証対象にならないのは大きいなと実感しました。

うちにあるプリンターは、写真印刷などはまだまだ現役で使えるのですが、もう干支一回りするぐらい長い間使ってきたので、思い切って買い替えすることにしました。

今回の楽天スーパーセールで購入予定ですが、また購入したら記事にしてみたいと思います♪