スダチとカボスは兄弟でお父さんがユズだった。

すだちを種から育ててみようと植えてみたのが７月５日。

数日後に発芽して、７月１０日に土に植えました。

その後、土に植えて成長を見守ってきました。

発芽から１か月経ちますが、今のところまだ双葉。

すごく成長がゆっくりです。

植え付けをした時に苗がメロンとすだちの２種類あったので、間違えないようにポットに印をつけました。

下の写真、左のポットにかすかに文字が見えます。

これ、ポットに『カ』って書いてあります。

『カ』じゃなくて『ス』って書かないといけなかったんですがｗ

多分ド忘れしてカボスと思い込んでしまってたのだと思いますが、今さら書き換えられなくて見るたび恥ずかしいｗ

言い訳がましいかもですが、スダチとカボス（あとユズ）って似てますよね。

大きさが違うからかろうじて見分けがつきますが、果汁で出されたら間違うかもｗ

スダチの親・親戚を調べてみました。

親・親戚をしらべるって、一昔前の結婚前の身辺調査みたいですがｗ

で、調べてみたら、品種的にはユズが親でスダチとカボスはその子供らしいんです。

(画像転載元：nippon.com『料理の名脇役：日本の香酸かんきつユズ、スダチ、カボス』)

一方カボスは、ユズとクネンボという柑橘から生まれたそうで。

そして驚くべきは、スダチは一方の親はユズなんだけどもう片方の親が不明なこと。

遺伝子解析とかしてないのかな～と思ってググると、京都大学のサイトに柑橘類の遺伝解析をして親子関係を調べた結果が出てました。

以下の情報と系譜の図は、京都大学サイトの『ミカンの親はどの品種？ －遺伝解析により60種以上のカンキツ類の親子関係が明らかに－』からお借りしています。

ちゃんと遺伝子レベルで調べた結果、それでもやっぱりスダチの片親は不明だったそうです。

ちなみに花粉親（雄）がユズ、種子親（雌）が不明。

一応人間っぽく置き換えてみると、スダチのお父さんにあたるのがユズで、お母さんは不明、そしてカボスは腹違いの兄弟ということになるみたいです。

人間に置き換えると一気に不穏な感じになりますがｗ

人間だとお父さんが誰か分からないというのはありますが、お母さんが誰か分からないって特殊な事情を除いてないですもんね。

系譜を見ていて不思議だったのが、ユズの親であるクネンボっていうのが今市場で流通している柑橘類のほとんどのルーツになっているんですが、クネンボ自体は今はもう流通してなくて『幻の柑橘』と言われてること。

気候風土に合わせて品種改良を重ねていった結果なのだろうと思いますが、こうやって時代にあわせて種が増えていったり消えていったりするのかもなぁと思いました。

スダチのお母さんはいずこに…ｗ

NHKでスダチの『ファミリー・ヒストリー』をやってくれないかな～。

かなり面白いはずだと思うんですが、きっとキャラが地味過ぎて視聴率は取れないですね。