後日アップしますと言ったまま、時間が過ぎてしまいましたが、『京都鉄道博物館』訪問記を。
行ったのが8月末なので、かなり前です(汗)。時間が経つのって、ホント早いですね~。
この記事に先んじて、博物館の屋上からの風景と、博物館外の市電広場にあるソフトクリームの番外編的な記事をアップしてありますので、ご興味のある方は、過去記事も併せてどうぞ♪
まず京都鉄道博物館をご存じないための説明から
こちらの施設は、今年2016年4月末にオープンしたばかりなので、『京都鉄道博物館』と言ってもピンとこない方が多いんですが、JR京都駅近くにある、鉄道専門の博物館です。
関西の大人世代の方は、『梅小路蒸気機関車館』と言われた方が、ピンとくる方が多いと思います(勿論、私もそうです)。
元々あった機関車区の隣に、新築の博物館が建って、この度のリニューアル・オープンとなりました。
子供の時に親に連れられてやって来た場所に、今度は我が子を連れて再訪するというのは、なかなか感慨深いものがありました。
ということで、メインの本館は後回しで、私の大好きな『梅小路機関車区(旧)』からご紹介します。
梅小路・扇形車庫
建物の中に入ると、いきなり機関車が。子供の背丈ほどもある、大きな大きな車輪に感動して、思わず、先頭車両の足回りに駆け寄るチビ。
このシンプルかつ機能的な建屋『扇形車庫』は、国内に現存する中で一番古い、鉄筋コンクリート造りの機関車庫で、国の重要文化財に指定されています。
建物の外に出ると、あちこちから「トーマス!」とか「トーマスのおうち!」と連呼する子供さんの声が聞こえてきました。
気持ちは分かります。うちのチビも小学生ですが、やっぱり「トーマスの家の実物、初めて見た~!!」と大感激していました。
「トーマスの家」じゃないんですけどね(笑)。正式には何というのか分からないんですが、とりあえず『操車場(の跡地)』でしょうか?
転車台
この『転車台』というシステムを最初に考えた人、すごいですよね。機関車が実際に出入りするところ、見てみたかったな~。
(機関車トーマスでは、割と簡単に、ピューって軽快に入っていくんですけどね~(笑))
こうやって少し離れて、全ブース(?)に収まっている機関車と線路を見ると、壮観です。
保存されている機関車
プレートが20番まであるように、最大20台の蒸気機関車が収まるんですが、機関車は、もちろん、張りぼてではなく、全て本物です。
建屋の中では、難しい言葉で言うと『動態保存(どうたいほぞん)』っていうらしんですが、今でもちゃんと動く車両もあり、大切に整備&保管されているんですよ。
機関車って、すごく不思議で、「機械」というより「生き物」に近い感覚が、個人的にするんです。
鼓動や息吹が聞こえるような気がする、っていうんでしょうか(って、聞こえませんけどね(笑)。例え、です。)
御料列車『C581』と、『D50 140』 |
体験展示『SLスチーム号』
こちらのエリアでは、機関車を見るだけではなく、実際に乗車体験をすることができます。
電車賃は、大人300円、子供100円。ほぼ直接のコース、往復・約1キロの道のりです。
4台の機関車が交代で運行していて、私達がこの日乗ったのは『8620形 8630号機』という車両。
大正三年に作られた、日本ではじめての、量産タイプの旅客用蒸気機関車だそうです。
客車の塗装は、レトロで京都らしい色ですが、これは『聚楽ぶどう色』という色なんだとか。
『聚楽葡萄(じゅらくぶどう)』というのは、かつて京都で栽培されていたといわれている、日本古来の葡萄の品種。
今ではもうほとんど存在していないと言われていたのですが、今年の1月に、京都市東山区の民家の軒先にあるのが発見されて、ニュースになっていましたね。
機関車の上では、係員さんが、黒い石みたいな物(石炭)を、せっせせっせとシャベルで中に入れていました。
チビが立ち止まって、不思議そうに眺めていたのですが、『マインクラフト』というゲームの中でしか見たことのなかった『石炭』だと分かり、「石炭って、生まれて初めて見た!」と、超感動。
「えっ?食いつくポイント、そこ!?」みたいな感じですが(笑)、確かに、石炭なんか、私もここ数十年、お目にかかったことなかったですね。
D511 |
ということで、以上『梅小路蒸気機関車庫』をご紹介しました。
『京都鉄道博物館』の訪問レビューを見ていると、「1時間で全て見終わる」みたいな感想もあったんですが、私達は、この蒸気機関車区だけで、1時間以上の滞在となりました(笑)
次回は、『京都鉄道博物館』の建物内部の様子をアップさせていただきます。
コメントありがとうございます!
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