去年からチビが背中の脇よりの場所に出来たできものが治ったり化膿したりを何回か繰り返していました。
繰り返している内に、皮膚の中に常時何かある状態になって患部がこんもり膨らんでしまっていました。
その根本治療として日帰りの手術を受けて来たので、備忘録的に記録を残しておきたいと思います。
手術を受けるきっかけ
最初は単なる背中のニキビでした。
それが巨大な黄色ニキビみたいになってその後破裂して、みたいなことを同じ場所で何度か繰り返している内どんどん腫れ(ふくらみ)がひどくなってきました。
膿が何度も繰り返しできている内に袋状になってしまって、破裂して膿が出切ってしまっても膿の袋は残っているので、これは取り出さないと治らないんだそうです。
こういうのを『粉瘤(ふんりゅう)』といって、別名『アテローマ』とか『アテローム』ともいわれるそうです。
去年年末に腫れた時はかつてないほど腫れあがって、心配なお正月を過ごしたのに懲りて年明けに先生と相談して手術で取り出すことに決めました。
もちろん手術するかしないかは人それぞれで、「体調が悪い時腫れてくるものだ」と割り切って日常生活を送るという選択もアリです。
私は別に手術なんかしないで、体調が悪いと腫れて教えてくれるバロメーターみたいな役割として放置しておいたらどうかと言ったのですが…。
チビは、不定期に腫れを繰り返すのが嫌なのと、病院があいてない時期(盆暮れ正月)に限って腫れているような気がして不安なので今回自分の意志で思い切りました。
昔はピンセットで引っこ抜いてた記憶が…。
実はうちのチビは昔一度内股に粉瘤ができたことがあって、今回の同じ病院で診てもらった経験があります。
その病院の昔の先代のおじいちゃん先生の頃は、腫れの中心あたりをルーペで見て探し当てた毛穴?にとがったピンセットみたいなのを突っ込んで膿の袋をスポッと引っこ抜いていました。
チビは痛くて大泣きしていたし、膿を引っこ抜いた後直径・深さ共に5ミリ位の穴が皮膚に空いていてそこから血が流れていて見ていた私はドン引きしてたんですが…。
そしてもちろん5ミリの穴が開いてるので、後々けっこうな跡が残りますwww
でもその場で処置が完了するので解決が早かったんです。
手術となると、解決までに術前検査も含めて2~3週間もかかってしまいます。
今回跡を継いだ若先生に昔の話をしたら「私は引き抜く方法はしないんです。引き抜きだと膿の袋の一部が体の中に残って再発する可能性があるし、(跡が残るから)見た目にもよろしくないんです。」と説明してくれました。
文字じゃ分かりにくいな~と思っていたら、2つの方法を比較してくれている図を見つけたのでお借りしてきました(転載元:大木皮膚科様)。
この図によると、おじいちゃん先生がやっていたのは②の『くり抜き法』という手法で、確かにチビの患部も派手に陥没穴が開いて出血してたっけなww
若先生の手法(図で言うと①の方)だと、きちんと切開して膿を取り出してきちんと縫合することで再発のリスクも限りなく少なくなり、縫った跡は完璧には消えないけど陥没穴みたいな傷跡にはならないということです。
数週間かかっても再発の危険性なくキレイに直していただきたいので、日にちや手間(術前検査も併せたら2~3週間の間に通院4回で完了)がかかるのも納得した次第です。
手術当日
手術は予約制で、日帰り手術といってもちゃんと事前に術前検査があります。
今回の粉瘤摘出は、局所麻酔で数センチ皮膚を切って膿の袋を取り出し、皮膚を縫って終了になります。
手術後の通院は翌日の経過観察&処置と、1週間後の抜糸の2回のみ。
以上のような内容の説明を受けてから本人だけ手術ルーム入り、親は待合室で待機。
手術時間は30~40分位と思ったより時間がかかりました。
超絶ビビりなチビで前日から緊張状態でしたが、麻酔がかかっているので全然痛くなくて「今なにかやってるな~」と分かる位だったそうです。
手術後本人が着替えている間に、看護師さんが待合室まで取り出した膿の袋が入った容器を持って説明に来てくれました。
膿の袋は病理検査に出して、確かに粉瘤である(悪性腫瘍などではない)という確認をするそうで、結果は1週間後の抜糸の際に教えてもらえるそうです。
その後は病院での会計を済ませて、調剤薬局へ。
抗生物質と痛み止め、塗り薬を受け取って帰宅しました。
手術後数時間経って麻酔が切れてもそれほど痛くなかったのですが、術後説明をしてくれた看護師さんに「血を固まりにくくするため(逆かな?固まるためだったか?)にも痛み関係なく今日は2回鎮痛剤を飲んだ方がいいです」と言われたので飲みました。
もし言われてなかったら鎮痛剤は飲まずに過ごせた位痛みが少なかったそうです。
かかった費用
今回病院で払った料金は、7620円でした。
調剤薬局では、抗生剤(ビブラマイシン)と痛み止め(セレコキシブ)、塗り薬としてプロペトというワセリンが処方されました。
にきびの薬と一緒に出されたので、粉瘤手術だけの薬の値段は分からないのですが、調剤薬局では全部合わせて1140円支払いました。
これらは3割負担の値段です。
今回新しく知った事
粉瘤の取り出し手術は日帰りといってもれっきとした『手術』なので、入っている保険によっては手術給付金が出る場合があるそうです。
うちは大阪府民共済のこども保険を大人の保険に引き継いだシンプルな保険だったので医療の特約が付いてなかったのですが、もし特約を付けていたら2万円ほど給付されていたかも…。
手術代が約7000円で診断書代が5000円だとあまりお得感はないんですがw、高価な保険に入っておられる方はそれだけ給付額も多くなると思います。
まさかこんなに若いのに手術することがあるとは思ってなくて、どっちかというと怪我とか事故とか損害賠償の方が心配だったんですが、大人になると怪我よりも手術の方に備えないといけないのかなぁと。
これを機会にチビの保険の方もちょっと見直してみてもいいかもしれない、なんて思いました。
おわりに
今回の手術は1時間もかからないような軽いものでしたが、それでもやはりとても疲れました。
もちろん本人が一番疲れたのですが、病院の待ち合いでずっと座って待っている方も疲れました(汗)
病院という雰囲気というか環境がそうさせるのかもしれません。
何も決められない優柔不断なチビが自分で決めたことなので手術の決定を尊重しましたが、なるべく手術とか受けずに済むよう健康管理をしてほしいものだと思います。
コメントありがとうございます!
不定期に腫れては爆発して…って繰り返してると嫌ですよね。。
膿の袋を抜く、、やはり昔はワイルドですよねぇ~w
それでも、結構低そうな再発率なのに、再発とは厄介ですね。
でも、これで再発を恐れることなく暮らせますね♪
たたとあさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうなんです、腫れるのが辛いのはもちろん
最後に爆発してからまた長いのが嫌なんだそうです。
これでもう再発しなくなると思うと嬉しいと言っておりました。
再発率1割強ってどうなんだろう…って微妙な感じですよね。
1日で終わるなら引っこ抜きでもいいって人がいそうな気がしますw
こんにちは。。
>病院の待ち合いでずっと座って待っている方も疲れました(汗)
・・・そうですよね(汗。。
私もここ最近は狭心症の検査や治療で、
同じ思いを家内にさせています。。
こういう部分もありがたく感じないといけないですね。。
手術に冠しては、今回息子さんが、
事前にいろいろ考えたうえで決めたわけなのですから、
それでよかったのかなと思います。。
術後、、おそらく大丈夫かなとは思うのですが、
万が一ナニかあっても、ママさんを恨むということはないでしょうしw
ただ、子どものころにも同じことがあったとなると、
今後もあるかもですね・・・、どう用心したらいいのかはわからないのですが(汗。。
コスモさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうなんですよね~。
病院のあの雰囲気がそうさせるのかなと思うのですが
ただ座ってスマホ見たり本読んだりしてるだけでもドッと疲れます。
コスモさんの通院は奥様がついてきてくださってるのですね。
やはり同伴者がいると心強いものですよね♪
手術は完全に子供の意思を尊重したかたちでしたが
内心は「そのまま放置でよくないか?」とずっと思っていました。
でもそのまま放置させて何かあったら一生言われそうで…w
粉瘤は体質もあるみたいですが、一番は身体を清潔に保つことみたいです。
チビは妙に風呂タイムが早すぎるので自業自得なのかもしれませんw
こんにちは、、コメありがとうございました(*^_^*)
学校へと入って、最初に遭遇した先生が、
ハンドベル部の副顧問の先生は、
我が家にとってはかなりラッキーだったと思います♪
この先生も普通にクラスを受け持つ担任の先生という立場ですし、
いい感じに察していただけたのかなと思ってます。。
これでとりあえず、ボールは向こうへと渡りました。。
ただこの時は、その後の展開云々というより、
コチラにとっては、当時の娘の心身の状態で、
かなり困る事態になってきていました。。
コスモさん、こんばんは。
学年の先生方だけじゃなくて
クラブの先生も見守ってくれてるのは心強いですね。
なんとか心ある大人たちに支えてもらって
心の方も癒されて行ってほしいな~と思いますが…。
まだ先が読めないからいろいろ心配が尽きないですよね(>_<)