大阪城の石垣に登るのはやめてほしい…。

大阪城天守閣の石垣を上る外国人観光客の姿が、たびたびSNSに上がって話題になったりしています。

テレビで見て初めて知ったんですが、大阪城の石垣は、最初はスイスイ登れるのですが調子に乗って上り続けていたらいつの間にか垂直になって上れなくなってしまうという構造なんだそうで…。

『武者返し』という名前がちゃんとあって、主に加藤清正が作った石垣に採用されているみたいです。

大阪城だけではなく日本のあちこちのお城にこのタイプの形の石垣が存在しているとのことでした。

天守閣の土台の石垣

一番有名なのは、実際幾度の地震にも耐え、幕末に西郷隆盛の薩摩軍に攻められても落ちなかった加藤清正の作った熊本城です。

城や堀の石垣が台形の形になっているのは、元々は土台をしっかりさせるためにあの形になっているのですが、そこに戦略的なアイデアが加わって『武者返し』という手法が出来上がったようです。

例えば、場所によって違いはあるものの、下から3分の1は緩い傾斜、真ん中の3分の1はちょっと急な傾斜、上の3分の1は垂直、という構造なんだとか。(場所によっては2分の1がゆるい傾斜で、あとの2分の1が垂直というのもあり)

何枚か大阪城の参考写真を上にアップしましたが、見た感じ途中から垂直になってるようには見えないから不思議です。

でも実際外国人観光客で、登ったはいいけど身動きとれなくなって降りられなくなったり、落ちて骨折した人もいるので、簡単に登れそうに見えて実は登れない、という加藤清正の作戦にまんまとハマったのだなという感じがしてますw

けがをした人もいるのに不謹慎な!と怒られるかもしれませんが…。

そもそもな話ですが、歴史的建造物の石垣に上るのはよくないことですし、そこに登るという選択をしたのはその人自身なので、けがをしても文句は言えないと思うのです。

300年も前の人が編み出した知恵が、人知れずトラップとして常時発動し続けていたのだなぁと思うと、歴史好きとしては非常に感慨深く胸アツなお話なのでしたw

 

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