子供と歩く大阪散歩ノート

先日久しぶりに、生駒山上遊園地に遊びに行ってきました。

この遊園地、文字通り山の上にある遊園地で、「近鉄生駒鋼索線」というケーブルカーに乗って山頂に行くところから始めないといけません。

ちょっと変わったケーブルカーと遊園地を、前後編に分けてご紹介します♪

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まずは、生駒ケーブルに載って山頂まで

行列は駅の外まで続いていました。

この日、お天気もよかったことから、山上に上る行きのケーブルに乗るのに30分待ちで、帰りのケーブルに至っては、なんと1時間待ち。

ぶっちゃけ、この行き帰りのケーブルカー待ちに並ぶのに、この日の体力を全て使い切ったといっても過言ではありません(笑)。

しかも、山の途中で一度ケーブルカーの乗り換えがあり、そこでも行列を作らないといけないという・・・

まず、鳥居前駅から宝山寺駅までの「宝山寺線」には、犬型の車両「ブル」と猫型の車両「ミケ」がありますが、この日私達が乗ったのは「ブル」。

ブル

宝山寺駅から生駒山上駅までの「山上線」では、先ほどの動物型車両とうって変わって超メルヘンな車両、オルガン型の「ドレミ」とケーキ型の「スイート」。

この日私達が乗ったのは、「スイート」です。

スイート

遊園地が山の上にあるというシチュエーションは、大阪や奈良の大人達にとっては、子供の頃から慣れ親しんだ当たり前の光景なんですが、遠方の方や小さな子供さんには珍しいようで・・・

ケーブルカーが到着したり、電車同士が途中ですれ違ったりするだけで、子供達から歓声があがったり、道中なかなか賑やかです♪

ブルに乗車するとミケとすれ違います♪

どうして途中で乗り換えが必要なのか?

ところでこのケーブルカー、どうして600メートルほどの標高しかない生駒山上にいくのに、わざわざ途中で乗換えが必要なんだろうと思って、同行していた父に聞いてみました。

「元々このケーブルカーは、宝山寺(生駒聖天さん)に参拝する方のためにできた、ずいぶんと古い乗り物で、遊園地まで行く線は、後になってから出来たから。」

という答えだったのですが、なんかイマイチ納得がいかない・・・

いくら後からできたにしても、近鉄と阪神がつながって1本の電車で行けるように、ケーブルカーも1台の車両で山頂まで行けないのかなあ~、と不思議に思って…w)

ということで、家に帰って調べてみました。

山頂駅より見おろしてみた光景

 

父の説明も間違ってはいなかったのですが、この2つの線は作られた時代が違うので、全然別の線なんだとか。

(乗った人は分かると思うのですが、宝山寺で一回降りたら、乗り換えるのにちょっと歩かないといけません。)

あと、車体の形も、この2線では微妙に違うんだそうです。

乗っているときは全然気づかなかったんですが、山上線の方は車体が大きくて(長くて)、車体の角度もより急角度なんだとか。

山頂駅に停車中の車両「ドレミ」

近鉄と阪神や、堺筋線と阪急、みたいな地上の電車の連絡とはまた違って、ケーブルカーを作るのは複雑で大変なのですね~。

あとは宝山寺線と山上線とでは、客層も乗降客数も違いすぎるため、2線に分割している方が、合理的という理由があります。

生駒のふもとから宝山寺駅までの宝山寺線は、生駒聖天さんにお参りする方の足として以外に、生駒山の中腹にお住まいの方のための、通勤・生活路線の役目があるんです。

なので、宝山寺線の運行時間は、鉄道会社並みの6時台前半から23時台後半まで、朝のラッシュ時には、15分毎の運行になります。

一方、山頂線の運行時間は、朝9時台から夕方18時台までと短い上に、遊園地営業時間や繁忙期に合わせて、ダイヤ全体が変わります。

まとめると、生駒山のケーブルカーが途中乗り換えが必要な2線に分かれている理由は、路線の出来た時期が違うこと以外にも、路線の持つ性質(生活用かレジャー用か)によって、敢えて別々に管理・運営されているからなんですね。

鳥居駅前から見上げてみた光景

確かに、車両同士が途中で交差する単線なので、車両が2両しかないのに、山のふもとから山頂までの折り返し運転をしていたら、1時間に1~2回しか本数がなくて、地元の方は大変ですよね。

それに、生駒山上遊園地は冬場は閉鎖されているので、誰も乗らないケーブルカーを毎日運行するのは、不経済ですしね。

ということで、以上、ウィキペディアをサラッと読んで得た、「生駒ケーブルカー」の即席にわか知識でした(汗)。

(参考ページ:Wikipedia:生駒鋼索線(いこまこうさくせん)

この路線、もっといろいろ調べてみると、なかなかおもしろい歴史や背景を持つケーブルカーかもしれませんね~♪

↓後編です。よかったら、こちらもどうぞ♪

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