今日は興味深いニュースがあったので、当初電話機の記事をアップしようと思っていたのですがw、予定を変更して『奈良の鹿』のお話メインの記事になります。
ニュースで報道されていたのですが、奈良のシカが独自の遺伝子型を保っていることが分かったとのことでした。
奈良のシカに独自遺伝子型 世界遺産・春日大社保護で千年以上維持 https://t.co/nDyAC6y2bg
園内にある世界遺産・春日大社の神の使い「神鹿」として千年以上前から人間の保護を受け、集団を維持してきたことを示している。
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 31, 2023
母から子にだけ遺伝するミトコンドリアDNAを解析することで、生物のルーツが分かったりしていますね。
例えば、人間をミトコンドリアDNAをたどって行ったら、アフリカの方にいた女性たちにたどり着くという研究結果が出ています。
このルーツの調べ方で紀伊半島のシカを調べてみたら、エラいことが判明したというお話です。
時々出てくる写真は、まだ小さかったチビと奈良公園に遊びに行った時の写真です。
奈良公園のシカは奈良公園にしかいないシカだった!
シカ、しか、シカ、ってタイトルに「しか」が入りすぎでくどいんですがw
今回、関西の紀伊半島のシカを調べたところ、奈良公園のシカたちは6世紀ごろに紀伊半島のシカ達から分かれて、独自の遺伝子型を保ってきたそうで。
現在は、紀伊半島東部、紀伊半島西部、奈良公園の3つのグループに分かれているそうです。
朝日新聞の記事によると、奈良・春日大社の造営が768年なので、6世紀ごろに奈良公園周辺のシカがひとつの集団として分かれたタイミングとかなり近いんだそうです。
話は若干それますが、実は奈良公園にある春日大社のシカは、常陸の国(今の茨城県)からやってきたという言い伝えがあります。
常陸国総社宮のサイトから引用させていただくと、
武甕槌命が常陸国の鹿島神宮から白鹿にお乗りになり御蓋山(春日山)へ降り立ちお祀りされたのが春日大社の御由緒。そのため「神鹿」として大切にされ、全国でも類を見ない形態で人と鹿が共生しています。
とありますが、これもまた個人的には興味深い話です。
常陸国というのは不思議な場所で、宇宙飛行士が光の御柱が立っているのを見た、と言う話もありますので、シカの話もあながち架空の伝説でもない気がします。
(光の御柱が立っていたのは鹿島神宮ではないのですが)
なので次は、常陸の国のシカ(って今もいるのか?)のDNAを調べてほしいものです。
研究チームは福島大学が中心らしいので、常陸の国は距離的に近いと思うのでぜひお願いしたいです。
紀伊半島のシカは、実は常陸の国のシカと同じ遺伝子型だった!みたいなことが万が一あったら大事件になりますねw
あるいは、あえてそこは追及しないで伝説は伝説として大切にした方がよいのか…。
歴史好き&神話好きとしては、あれこれ考えてしまうのでしたw
奈良のシカがいかに大切にされてきたかという話
私の祖父は昔、出先でよく絵本などの本を買ってきてくれました。
昔、寺子屋で字の練習をしていた少年が半紙をシカに食べられてしまったのに立腹して文鎮を投げつけたところ、当たり所が悪くてシカが死んでしまったというお話です。
昔の奈良では神の使いである鹿を殺したら死罪だったので、少年は死罪になってしまいました。
当時の鹿殺しによる死罪の方法は、死んだ鹿と一緒に穴に入れられて上から石を沢山乗っけられて生き埋めにされるという方法でした。
子供の絵本にしては残酷で、読んでいて子供心にもブルーになる話で…。
今日久しぶりに思い出して検索したら、『三作石子詰(みのさくいしこづめ)』というタイトルのお話でした。
子供であっても、故意でなくても、容赦なく死罪になるほど鹿が手厚く保護されていたという民話です。
それにしても、オーストラリアとかイースター島とか海に囲まれた場所でもない、陸続きの土地で生物が独自の集団を形成し続けるってすごいですよね。
ちなみに奈良公園のシカは写真で見られるように、公園内で放し飼い(?)されています。
『鹿せんべい』という餌を売店で購入して、餌をやったりという交流を楽しむことができます。
↓シカにビビッてロボットみたいに固まるチビw
奈良公園周辺では、道路をのそ~りと横断する鹿を車が停まって待ってくれていたりする光景を見ることがあって、大切にされてるんだなぁと実感します。
現在はさすがに死罪にはならないんですが、奈良公園の鹿の殺傷に関しては最高刑は5年で、去年鹿を殺した人の裁判があってその時の求刑は懲役10か月でした。
(一応、奈良のシカは天然記念物という扱いだそうです。)
奈良の人たちがいかに鹿を大切にして共生してきたかが歴史書や民話伝承からなんとなく感じ取れますが、1千年以上続いてきたこの関係性はこれからも大切にしてほしいなと思いました。
コメントありがとうございます!
チラッと、鹿のニュースタイトルは見たのですが、スルーしていましたw
まさか、こちらで詳細を知るとは(* ´艸`)
奈良公園の鹿さん、、中学、高校とたぶん修学旅行で行ってお目に掛かってるのですが、天然記念物…という扱いなのですね\(◎o◎)/!
しかし、昔の絵本、凄いですね。。
でも、それを読むと鹿に限らず生き物を殺傷しようとは思わなくなるので、実は良いのかも知れませんね。
残酷な事を知らないで育つから、今残酷なことが起きてるのかもしれないので。。
たたとあさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
奈良のニュース、そちらでも
新聞に載っていましたか。
たたとあさんは結構関西に来られてるのですね♪
>残酷な事を知らないで育つから、今残酷なことが起きてるのかもしれないので。。
確かに…。なかなか深い洞察ですね。
昔の民話・寓話というのは残酷な話が多いですが
これもまた一つの教訓だと考えられますよね。
プログラミングとか英語の授業を増やすより
道徳や読書の時間を増やした方がいいかもしれませんね。
こんにちは。。
少しぶっちゃけますが、
>宇宙飛行士が光の御柱が立っているのを見た
・・・このお話の神社、実はウチからかなり近いところにあります♪
たた、ウチのまわりでシカ・・・、という話題はあまり聞きません、、せいぜい野生のイノシシがとか、あとはもぐらぐらい^^
有名な鹿島神社とか付近には、もしかしたらなにかシカとのつながりとかがあるのかもしれないのですが、地理的にすんごく遠くて、私は行ったことがありません^^
伝来はどうあれ、これまで長い間、奈良公園のシカを手厚く保護・管理してきたのだと思います。。またシカさんもきっと、そのほうが都合かよかったのかも^^
奈良のシカさんには、私は修学旅行で実物をみたことはあります♪
コスモさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
>・・・このお話の神社、実はウチからかなり近いところにあります♪
そうなのですか!
それは超うらやましいです!!
宇宙飛行士になるには人柄も選考対象なので
そんな人がしょーもない嘘などつくはずがないし
本当に光の柱が立ってたんだろうな~と私は思ってます。
一度は訪れてみたい神社の一つです♪
そちらの地方の神社仏閣には今はシカはいないのですね。
鹿島って「鹿」島ですもんね。(単なる当て字かもしれませんが)
どうして神話の時代の神様がぽつんと一人関東に降り立ったのか
大和の国とどういうつながりがあるのか
本当のところどうなのだろうとすごく気になります。
コスモさんも奈良に修学旅行に来られたのですか。
関東の方は定番なんですかね~。
こちらは広島とか伊勢とかが修学旅行の定番でした。
こんにちは、、コメありがとうございました(#^^#)
こむら返りはクセになる・・・、たしかにその通りですw
マグネシウムがいいのですか。。
だとしたら普段私が食べているクルミも、けっこういい対策になっていると思うのですが、
とはいえ私の場合は、一時期すごく夜中に痛みでおこされました(汗。。
まあどうしても子供は、親がよかれと思って注意すると反発してやりませんし、結局自分で考えて行動するしかないのですが、、たとえば痛み対策もw
コスモさん、、こんばんは
>まあどうしても子供は、親がよかれと思って注意すると反発してやりませんし、
そうですねw
結局は自分で気づいて自分で工夫しないと
身体の不調は改善しないのですが
若い人はそれが分からない、と…w
マグネシウム、ナッツ類には豊富に含まれてますね。
うちはアーモンド食べてました。
他に原因と言うと冷えとか水分不足とかですかね。
一人一人原因が違うから大変ですよね…。