地震もひと段落したと思ったら、今度は大阪･道頓堀の戎橋が群衆の重みで揺れる？

ワールドカップが始まってからというもの、サッカーを毎晩見ているので、昼夜がすっかり逆転してしまいました。

地震があってから、今日で丁度１０日。

熊本や東北の地震の時は、余震が長期間にわたり続いていましたが、大阪北部地震は、心配していたほど余震が多くなく、これに関しては不幸中の幸いでした。

なんとかこのまま収束してくれるとよいな、と願っています。

災害支援活動を終え、自衛隊が撤収。お疲れ様でした。

最近、ワールドカップ・サッカーの報道が盛り上がっている最中なためか、小さくひっそりと報道されていましたが・・・

「大阪北部地震」で、災害派遣活動を行ってくださっていた自衛隊の皆さんが、昨日２７日で撤収されたそうです。

９日間で、のべ１１４５人の隊員さんが、被害の大きかった大阪府吹田市、箕面市、茨木市、高槻市で、給水や入浴の支援をしてくださっていました。

この蒸し暑い中、空調もない野外で連日頑張って下さって、一府民としてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

ガスも思ったより復旧が早かった・・・。ありがたい。

「思ったより早かった」などというと、ガスが来なくて今か今かと復旧を心待ちにしておられた方に申し訳ないですが・・・

ライフラインが止まると、大変ですよね。ガスが止まると、オール電化のおうちでもない限り、お風呂を沸かせないですからね。

当初、ガスが止まっていた９万世帯の完全復旧には、１週間以上はかかると言われていたのが、２５日に完全復旧しました（丁度１週間）。

これも、全国からガス関連業者さん・約１０００人の方が集まって、大阪ガスと一緒に復旧工事に当たって下さっておかげで、１週間での完全復旧を実現できたそうです。

業者さんたちも、毎日暑い中、ありがたいことです。お疲れ様でしたm(_._)m

あと一つ心配なのは、なんばの戎橋が大丈夫かどうか

今日は、ワールドカップ・日本vsポーランド戦があります。

先日のセネガル戦の時は、道頓堀の戎橋の上に５００人が殺到し、橋が上下に揺れて悲鳴があがったそうで・・・

大阪市の吉村市長は、「28日のポーランド戦で決勝に進出しても、絶対に戎橋の上で飛び跳ねないで下さい」などと呼び掛けています。

Ｗ杯で日本が素晴らしい試合をしています。僕も応援しています。しかし、28日のポーランド戦で決勝に進出しても、絶対に戎橋の上で飛び跳ねないで下さい。500人が飛び跳ねることを前提とした設計をしていません。「極めて危険」です。やめて下さい。https://t.co/qrfbHsKbDf @YahooNewsTopics

— 吉村洋文（大阪市長） (@hiroyoshimura) 2018年6月25日

「500人が飛び跳ねることを前提とした設計をしていません」って、そりゃそうでしょうねｗｗｗ

この「戎橋」は、「心斎橋筋商店街」と「戎橋筋商店街」を結ぶ橋なので、人や車両が普通の速度で通り過ぎていくことを想定して作られています。

（下の設計データを見ると、設計荷重のところに「A活荷重」と記載されています）

データ引用：関西道路研究会・平成１９年度表彰

ただでさえ、人や軽量の乗り物が流動的に移動し続けることを想定して作られているのに、大勢が１か所に留まって飛び跳ねて大きな力を加えることは想定されていないと思うのですが、どうでしょう。

（設計は専門外です。単なる橋好きが憶測でものを言ってすみません。）

今の新しい戎橋は、2007年（平成19年）に架け替えが行わたばかりの新しい橋で、コンペで選ばれた優秀作品のデザインとコンセプトが採用されました。

軽量構造で短工期＆低予算で施工可能で、当時の景気や世の中の動向にあったものだったのだろうと思います。

画像転載：ウィキペディア「戎橋」

が、私は、コンペ最終案に残った３作品の内、子供の頃から慣れ親しんでいた橋に限りなく近いデザインの橋を、個人的に激推ししていました。

画像引用：土木学会第59回年次学術講演会（平成16年9月）

しかし今の時代、あの石造りのレトロな橋を再現するには、莫大な予算と時間が必要で、現実的に難しかったのだろうと思います。

昔の橋の面影が全く残っていない今の橋は、オシャレかもしれませんが趣きに欠け、正直あまり好きではありません。

画像転載：絵葉書にみる懐かしの大阪・昭和26年の戎橋

それにしても・・・

地震がひと段落ついたと思ったら、今度は大阪市内でひと騒ぎありそうなこの気配・・・

地震で怖い思いをしたところなのに、何も人工的に揺らして怖い思いをする必要はないのではないかと思ったりもしますが。

橋は揺れることで衝撃を吸収してくれている面もあるので、まさか作って１０年足らずの橋が落ちることはないにせよ、私的には、橋の揺れに慌てた人たちが右往左往して将棋倒しにならないか心配です。

今日の夜中に、あえて戎橋に行こうとしている人は、群衆の凄まじい力が悲劇を生んだ「明石歩道橋事故」などを思い出し、自らの戒めとすべきだと思います。

正直、橋の上で騒いだり、「川」とは名ばかりの汚水に身を投じたり、何が楽しいのか私には分かりかねますが、これは私が年を取ったということなんでしょうかｗ

美味しいお酒やジュース、お菓子やアイスクリームをテーブルに並べて、家族でテレビ観戦するのが一番楽しいですｗ

夜中にお酒とお菓子とか、おデブ一直線ですねｗ

戎橋で騒ぐ皆さんを戒めている場合ではなく、私は自分自身の過食と夜更かしを戒めねば・・・ﾃﾍ♪