愛用中のホットカーペット（松下電工）がリコール品だったので交換してもらいました。

我が家では、ナショナル・松下電工のホットカーペットが今も現役で活躍中してくれていました。

『松下電工』とか『ナショナル』って懐かしい響きですよねｗ

もちろんこれからも、寿命を迎えるまで引き続き現役の予定でした。

そんなある日、ネットサーフィン中にホットカーペットのリコールの広告が目に入りました。

なんとなくの気まぐれで手近にあったコントローラを裏返してみると、リコール品であることが発覚しました。

さらに驚いたことに、２０１０年１月からリコールをかけ続けていたらしいんです。

私がリコールの広告に気づいたのが去年２０２２年だから、１２年気づかずに使っていたという事になります（汗）。

１０年以上もリコールに気づかずに使っていたホットカーペット、今更交換を願い出るのは恥ずかしいんですがどうしましょう…。

しばしの間、悩みました。

我が家のホットカーペット

ナショナル・松下電工の『ホットカーペット キトサン ゆかピタ』という商品です。

箱はもう残してないので、こんな箱だったなぁ～という写真をネットで見つけたのでお借りしてきました（画像転載元・メルカリ）。

『ＤＲ２１４』という型番のもので、１９９８年製の商品です。

購入した時期はハッキリとは覚えてないですが、結婚したばかりの時に買ったので２０年は使ってました。

全然壊れないんですよ。壊れないどころか、現状でも絶好調で稼働中でした。

さすがはパナソニックだわ、と言う感じです。

リコールの内容

今回のリコールの内容は、以下の通りです。

松下電工（現：パナソニック）が1992年より2005年までの期間に製造したナショナル電気カーペット（ホットカーペ・ホッと畳）の一部の製品におきまして、温度コントローラ内部の部品が過熱し、コントローラケースに穴があいて周辺を変色または焦がす可能性のあることがわかりました。つきましては事故防止のために無料で代替品と交換させていただきます。
2010年1月25日
改訂：2012年1月1日

なんと２０１０年１月からリコールをかけていて、新聞広告やCMなんかもあったらしいんですよ。

うちは新聞をとってないしテレビもほとんど見ないので気づくのが遅れてしまいましたが、それにしても１２年も気づかないとは（汗）。

でも２０年近く使わせてもらっただけでも御の字なのに今更交換してもらうなんて、なんだか申し訳ないやら恥ずかしいやら…。

リコールはいつまで有効か？

恥ずかしすぎて連絡できないまま数日悩み、かといって火事の危険があると知った以上使えないので、このままでは埒があかない！と思ってネットで調べました。

経済産業省のサイトに『リコールについて』というページがあり、そこに『製品リコール手続きフロー図』というものがありました。

そこには色々とたくさん書かれてるんですが、『リコールの進捗状況の報告を終了できる条件』という箇所にリコールの区切りのヒントになる記述がありました。

【リコールの進捗状況の報告を終了できる条件】
a)リコール要因となった製品事故が3年以上発生していない場合であって、リコール進捗率（又は残存率を加味した進捗率）が90%を超えた時点
b)リコール要因となった製品事故が3年以上発生していない場合であって、進捗率が2年間頭打ち状態に達している時点
※リコールの終了ではありません。
※ただし、事故が再発すれば進捗報告を再開すること。

驚いたことに、リコールには決まった期限はないそうなんです。

どれ位回収したか、とか、事故が起こり続けているかどうか、ということが基準になるんですね。

ここ最近、ホットカーペットが発火したとかいうニュースは見たことがないので、回収率が芳しくなくてリコールが続いているのかもしれません。

ということは、たとえこちらが恥ずかしくても連絡した方がパナソニックさんにとっては助かることなんだということになります。（←自分の失態を棚に上げて良いように解釈ｗ）

交換手続きから交換まで

ということで、思い切ってパナソニックに電話をしました。

オペレーターさんがめっちゃ礼儀正しいし、謝罪が丁寧。

何の被害も受けてないしむしろ長年使わせてもらって感謝したい位なのに、丁重に謝られてしまった…（>.<）

「いやいやこちらこそ、ずっと気づかず使っててすみません（大汗）」と逆に恐縮してしまいました。

その後色々と聞き取りがあって、代替品と交換してもらえることになりました。

１週間から１０日位で交換品を送ってくれるので、入れ替わりに今まで使っていたカーペットを代替品が入っていた箱に入れて返送する段取りです。

「あのぉ、買った時についていたカーペットの上掛けはもうないんですけど…」と言うと、「返送はカーペット本体だけで結構ですよ。」と言ってもらえました。

…ということで、新品のカーペットがやってきました。

『DC-2NKC1-C』という型番の２畳タイプの電気カーペットです。

丁寧な詫び状と交換＆返送の段取りの説明書き、返送用の着払い送り状、粗品のボールペンが同梱されてたのですが、写真を撮るのを忘れました（汗）。

図々しく新しいカーペットをいただいた上に、ボールペンの粗品まで…（恐縮）

上掛けは限りなく白に近いベージュ。

あぁ、これは汚れが目立って洗濯大変やわ…（文句を言うな！とｗ）

写真の新品は、折り皺がすごくてあまりきれいに見えませんが。

でも、超ふっかふかで気持ちいい。

手や足が沈み込んで型が付く位にフワフワなんです。

チビなんかもう大喜びで、ゴロゴロ寝転びまくって城本クリニックのCM状態で…ｗ

おわりに…

最初、リコール窓口に電話するかどうか悩みました。

２～３年気づかなかっただけなら笑い話で済むものを、２０年ですからね。

おバカ＆能天気にも程があるわ！という感じで、とにかく恥ずかしくて…。

でも、こんなに長くリコールを続けているということは、企業さんとしては一つでも行方を知りたいということなんですね。

正直、一旦敷いたカーペットをはがして、新しいものに敷きなおして旧のカーペットを返送する、というのは結構面倒でした。

あと、ここまで使い込んだらあと何年使えるか新記録を更新してやろう！と思っていたのが思いがけず返却する羽目になり残念な気持ちもあります。

それでも、２０年近く使ってた商品を新品に交換してもらえたのは本当にありがたいことだと思いました。

やっぱり多少割高になっても、国内一流メーカー品を買っておくのが後々の安心のためにも良いかもな～、という気持ちになる一件でした。

【リコール社告】松下電工(現：パナソニック) 製　電気カーペット　製品交換のお知らせ