昨日のNHKのニュースで、和歌山県日高川町で開催された「ジャンジャカ踊り」のニュースをやっていました。
(いつまでリンク先の動画あるか分かりませんがとりあえずニュース動画へのリンク張っておきます。⇒「安珍・清姫」の物語を再現・関西 NEWS WEB)
ニュースによると、安珍という若いお坊さんに恋をした清姫が、大蛇となって後を追いまわすという、「安珍・清姫」の物語を再現したお祭りなんだそうですが
ただ、このお祭りはまぁいいとして、NHKのニュースの構成が、あまりに唐突でショッキングだったので、取り上げてみました…(爆☆)
鐘に逃げ込んだのに骸骨にされてしまった男の悲劇?
ニュースのナレーションによると、まず、大蛇になった清姫から隠れるために、安珍が鐘の中に入ります。
↓その鐘に大蛇がまきつきます。
↓ニュースではここで話がはしょられてしまい、次に場面が切り替わったら、鐘の中から安珍じゃなくて、いきなり真っ白の骸骨が…(爆★)怖すぎますwww
で、物語のオチの説明がないまま、ニュースがあっさり終わってしまい、ものすごい置いてけぼり感が…。
丁度夕食時の我が家の食卓では、一瞬シ~ンとなった後、大爆笑の渦に…★
私達は「安珍・清姫物語」を知らなかったので、「あの骸骨は結局何~~?」みたいな…。
で、後で調べたんですが、この「安珍・清姫物語」というのは、旅の僧・安珍に恋した清姫が、裏切られた怒りで大蛇に化け、道成寺まで安珍を追いかけ、鐘ごと焼き殺してしまうという悲恋伝説なんだそうです。
あのガイコツは、無残にも焼き殺された安珍だったんですねぇ~。
え~っ?これって「悲恋」なの!?
恋がかなわないからってそこまでするぅ~?
と思って、ウィキペディアの「安珍・清姫伝説」を見てみたんですが、このストーリーの設定は、能や歌舞伎、その他芸術ジャンル多方面で「道成寺物」というジャンルもある程、ド定番のテンプレートなんですね。
いろんなパターンの「安珍・清姫物語」が、この世に沢山あるようで、どうやら私ら家族が無知で知らなかっただけのようでした(恥)
でも、何にせよ、裏切られたからって、命からがらお寺の中にたどり着いたお坊様を
鐘ごと焼き殺すなんてそんな殺生なぁ~、女って怖いよなぁと思いました(汗)。
まぁ、よくよく考えてみたら、昔話って古今東西、シャレにならないエンディングのお話って、けっこうありますよね…。
でも、いろんな方面で派生するようなテンプレートになる物語で、何百年も語り継がれているものには、人間の心に響く何かしらの意味というか意図みたいなものがあるんでしょうね。
この「ジャンジャカ踊り」というお祭り、和歌山県の道成寺というお寺で、毎年4月に行われているお祭りみたいなので、ご興味のある方は来年にでもぜひ(笑)★
天音山 道成寺
〒649-1331 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
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