事件の現場からはすぐ離れる＆後から野次馬根性で見に行かない。超大事！【安倍元首相銃撃事件＠奈良西大寺】

今日７月８日、別の記事を用意していたのですが後々の備忘録を兼ねて急遽変更です。

大変衝撃的なニュースだったんですが、安倍晋三元首相が銃撃されてお亡くなりになりました。

元々別の県に応援演説に行く予定だったのが、急遽奈良に変更されたそうで…。

それで警備などの事前準備がいつもより軽めだったという話ですが。

西大寺駅というと土地勘ない方にはなじみのない駅なんですが、かつての都・平城京があった場所です（現在は『平城宮址(へいじょうきゅうし)』・下の地図で右下あたり）。

また、秋篠宮様のお名前の由来となった『秋篠寺』もあり、穏やかで平和な土地柄でもあります(下の地図で左上あたり)。

（ちなみにサムネイルの画像は、平城京と近鉄電車です（写真転載元は『産経WEST』）

大阪のお隣とは思えないほど穏やかな場所で、まさかこんなことが起こるとは誰も考えなかったのかもしれません。

テレビで見ると、演説してる場所は後ろはがら空きだったし前面は両サイドにビルがあるし、要人が立つ場所としてはアメリカとかでは考えられない位置だと思います。

ここをたった数人のSPで警護とは、まさに『平和ボケ』だなと思いました。

ツイッターに出回ってる動画を見たら、SPの人は１発目の後すぐに鉄板入りのアタッシュケース持って安倍さんの前に立ちはだかってました。

安倍さんの隣にいたタスキかけた候補者の人は音や煙のない方向に我先に逃げてましたが、それが普通の人のとっさの反応だと思います。

危険だとわかってて安倍さんと犯人の間に入り込むなんて、それがお仕事とはいえすごい反射神経と勇気（精神力？）だなと感服しました。

SPや県警が非難されてるみたいで実際手薄な印象は否めないですが、現場に配備された人は精一杯頑張ったのではと思います。

もし訪問地が本来予定されてた場所なら事前の警備チェックや当日の警備も万全で、今も安倍さんはお元気だったんだろうかと考えたりします。

色々と悔やまれることが多いし、人生というのは本当に分からないものだと改めて思いました。

いろんな意味で平和ボケしてるのを痛感。

警備が手薄気味だったというのは平和ボケの象徴だったとして、問題は事件後です。

テレビ中継で、近鉄西大寺駅前の事件現場は夜になってもすごい人でした。

歩道は献花をする人や動画や写真を撮りに来た野次馬でいっぱい、車道もすごい渋滞してました。

夜の２２時位なのに、子供の手を引いて歩いてる親御さんもいましたし（汗）。

犯人のマンションの周りにも、スマホを持った人がワラワラといましたし。

その時思ったんですが、最近の人は平和すぎて危険回避について親や学校から教育されてこなかったのかもと思いました。

なので臆病すぎると笑われるのを覚悟で、我が家の家訓（絶対ルール？）をご紹介します。

事件・事故の現場をすぐに見に行くのは絶対にNG。

我が家では「爆発や火事の現場・事件の現場をすぐに見に行ってはいけない」という家訓があります。

昔まだ私が生まれる前の話ですが、大阪で『天六ガス爆発事件』という戦後最大のガス爆発事故がありました。

一回目にドーン！と音がなって地面が揺れて、たくさんの人が現場を見に行ったんだそうです（いわゆる『野次馬』）。

ところが二回目の大爆発が起こって、一回目の爆発よりたくさんの人が巻き込まれるという大惨事がありました（死者79名・重軽傷者420名）。

当時うちの家族が病気で入院中だった病院に、次々と救急車で怪我人が運ばれてきて一時的に野戦病院みたいな状態になったそうで本人未だに忘れられないそうです。

なのでうちでは、近くに消防車や救急車が来ても外に出て見にいくのは絶対禁止でした。

大人になった今でも、小さい頃からの習慣と親による刷り込みで「２回目に何かあるかも…」と自動的に思ってしまいます。

でも、それ位臆病でもいいと思っています。

騒ぎが起こった場所を見に行った人が二次災害に巻き込まれることは、たまにですが実際あることなので。

今回の犯人も爆弾や銃を自作する人だったようですが、こういう用意周到な人は時間差で爆発する危険物を設置してないとも限りません。

しかも事件発生時点では単独犯かどうかも不明ですし、野次馬が集まったところに遠隔からドカ～ン！みたいなこともないとはいえないと思うんです。

先日のアメリカの独立記念日パレードでも、銃声が聞こえたら親たちは子供の手を引いて即座に音のしない方に逃げてました。

そういう対応が本来のあるべき姿で、子供の手を引いてのんびり事件現場を見物とかもってのほかです。

まぁ野次馬は自己責任だとして、その日の内に即座に献花に行くような思いやりにあふれた人達には何かよからぬことがあってほしくないです。

もし事件・事故などが起きた瞬間にその場にいたら、スマホで撮影などしてないでその場からすぐに立ち去るのが吉です。

私は親からそう教えられてきましたし、今日野次馬でいっぱいの現場の映像を見ながら我が子にも改めてよくよく言い含めました。