先日、大阪城公園の内堀横の梅林に行ってきたんですが、内堀を見てちょっと気づいたことがあります。
下の写真、こちら方向にやってきた御座船、といういつもの光景ですが。

いつもより、だいぶ手前の方でUターンしたんです。
御座船のUターン場所がいつもと違う…

寒いからかお客さんが2人しか乗ってなくて、それでやる気なくて早めにUターンしてるのかと思ったんですがw、ある事に気づきました。
それは、お堀の石垣の下の方の色がツートンカラーになっていること。
それすなわち、水面が下がっているということなのですが、ここまで下がってるのは初めて見たのでビックリしました。

しかも、大阪城天守閣側のお堀に至っては、堀底が見え始めてます。
ちょっと正確な高さは分からないのですが、御座船と比較しても1メートル以上は水位が低くなっている感じです。
長年生きてきて、ここまで水が少ないのは初めて見ました。
参考までにいつもの御座船Uターン
大阪城内堀の御座船は、通常、空堀の手前まで来てUターンしてます。
2022年に撮った写真がありました。

写真では完全にUターンし終わった後なので空堀からちょっと離れてますが、Uターン自体は写真左の空堀手前でいつも行われています。

石垣の色も今年の写真ほどくっきりツートンカラーじゃなかったです。
少し石垣の一番下の辺りが白いですが、通常お堀の水位は多少上下するもので、この写真をとった時期も雨が少ない時期だったように思います。
水面比較のため写真を並べてみました。


写真を並べてみると、お堀の水面が下がっているのが分かりやすいと思います。
大阪城の内堀は公式情報によると、上の写真に写っている本丸東側の石垣の高さは約32メートル、水深は場所により多少異なるのですが約5メートルとのこと。
空堀に向かって標高が高くなっているので、干上がるのも東側の方が早いのかもしれません(西側をこの日確認してないので標高のみで自己判断)。
御座船の運営さんに確認したわけではないんですが、状況から考えて水位が下がっているからかなり手前でUターンしているのではと考えました。
大阪城のお堀の水はどこから?
大阪城の内堀の水は、地下からの湧き水や雨水で保たれているそうで、今回の水位低下に関しては、ここ最近の雨不足が影響しているものと思われます。
で、余談なのですが、外堀に関しては近隣の『中浜下水処理場』から送られてきた高度処理水が使われています。
以前『中浜下水処理場』の記事を書いた時、「処理水のその他の行先はちょっと興味深い話なのでまた機会があればご紹介します。」と書いたのですが、大阪城外堀への送水も処理水の行先の一つとなっています。

江戸時代には外堀も当然湧き水由来の水で満たされていたのですが、昭和に入ってから地下水が減ってお堀も渇水ぎみになってきたので、安定して供給するために近隣の処理水が使われているそうです。

下水の処理水と言っても、『超高度処理水』というきれいな水で、これは道頓堀川にも流れています。
道頓堀川の送水システムについても興味深い話ではあるので、またの機会にご紹介できればと思います。
まとめ
世間的に現在水不足で、ダムの貯水率も下がっているというニュースを見ます。
大阪はありがたいことに、琵琶湖から淀川に流れてくる水をいただいているので、水不足を普段意識することなく生活させてもらってます。
今回思いがけず水面の下がって堀の底が見え始めていたお堀を見て、水に不自由なく暮らせることへの感謝の念がわいてきたのと、水不足の今後の成り行きが気になり始めたのでした。

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