こどもと歩く大阪散歩ノート

前回ご紹介した、大阪市西区土佐堀の筑前橋の続きです。

橋の歴史と、橋の名前の由来も併せてご紹介します♪

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筑前橋の今

現在の筑前橋は、前回ご紹介したように、ビルが立ち並ぶビジネス街のど真ん中、土佐堀と中之島を結ぶようにかけられています。

実はこの橋よりも、両側にある橋(肥後橋・常安橋)の方が大きくて有名なのですが、筑前橋から見る光景が、昔住んでいた香港を思い出すような、初めて見るのに懐かしい感じの風景だったので、筑前橋を先に取り上げました。

(香港島のビル群には川はないんですが、狭い川(道路)の両サイドに高層ビルがびっちり立ち並んでいる光景がなんとなく・・・)

歩いて渡ると1分も掛からないような普通の橋なのですが、橋から肥後橋方面(東)を見ると、高層ビルが立ち並んでいて、上の2枚の写真は一番お気に入りです。

この橋のそばには、大阪市内の小中学生が必ず一度は遠足で訪れる、『大阪市立科学館』があります。

ちなみに、手前のビルが『大阪市立科学館』、右奥のアミアミっぽいオブジェの辺りが『国立国際美術館』です。

訪れた日は、丁度つつじがキレイに咲いていました。

この日は、このつつじに沿って、病院までゆっくりと歩みを進めました。

筑前橋の昔(橋の名前の由来など)

筑前橋の誕生は江戸時代にさかのぼるのですが、昔、中之島周辺のこの辺りは、全国の藩の蔵屋敷が立ち並ぶ場所でした。

橋から西方向の常安橋方面の風景です。このまま船で河をまっすぐボートで下れば、このブログでも何度か取り上げている、大阪湾・天保山岸壁に出ます。

大阪湾とつながっているので、地元で獲れた米や特産品を船で運んで、各藩の蔵屋敷や商人の蔵に運び入れるのに、丁度よかった場所なんですね。

大阪に運び入れた品を、川を東南方面に進めば奈良や三重、東北方面に進めば京都や滋賀まで運ぶことができるので、江戸時代の中之島はとても賑やかで栄えた場所でした。

昔、やすきよの横山やすしが、なんば花月の舞台に遅刻しそうになってモーターボートで川を激走したという都市伝説(ネタ?)がありますがw、大阪の東西の移動を川づたいに船でというのは、昔の人にとっては、今でいうところの高速道路級に早くて便利だったんだろうと思います。

いっぽう、筑前橋の橋の名前の由来ですが、これはウィキペディアをそのまま引用させてもらいます。

筑前橋は江戸時代の初期からあったが、今の橋より一筋上流に架けられていた。筑前殿橋とも呼ばれており、中之島にあった筑前・黒田藩の蔵屋敷への便を図って架けられたと考えられている。当時は一般の人の通行は許されず、他藩の大名もこの橋を渡ることを遠慮したと言われている。

筑前の黒田藩(福岡藩)専用の橋なので、「筑前橋」と名付けられたんですね。

ちなみに、先に言ってしまうと、次にご紹介する「肥後橋」も、肥後熊本藩があった場所にかけられた橋なので「肥後橋」といいます。

さらに勘のいい方はお分かりかもしれませんが、「土佐堀」も土佐藩の蔵屋敷があったことから名づけられています(土佐堀についてもいつかご紹介します♪)。

大阪に、九州や四国の地名にちなんで名付けられた橋や町があるなんて、面白いですよね♪

話がそれましたが、一筋上流に昔の橋が、と言っても分かりにくいと思うので、地図に色を塗ってみました(でも、手づくりなので結局分かりにくくてすみません(>・<))。

真ん中より少し下の緑で塗った部分が今の筑前橋、右上のピンクで塗った部分が中之島三井ビルディングで、当時の黒田藩蔵屋敷があった場所です。

昔の橋は、ピンクで塗った辺りに掛かっていたことが分かるのですが、今の橋の場所がかなり下流に変わっていますね。

現在の橋ができたのが昭和7年だそうで、現在の道路に合わせたんでしょうか。

ちなみに、黒田藩の当時の蔵屋敷の正面玄関は、大阪の天王寺公園・大阪市立美術館に移築され、大阪府有形文化財として保存されていますが、かなり立派な門です。


画像転載:OSAKAINFO:旧黒田藩蔵屋敷長屋門

門を見るに、藩にも裕福な藩もあれば、貧乏な藩もあったようですが、その中でも黒田藩は色々と持ち出しのお金が多く苦労した外様大名の割には、かなり裕福な藩だったんだろうと想像できます。

黒田家というと、よかったのは黒田官兵衛までで、それ以降はお家騒動ばっかり起こしているイメージしかないのですが(ヘンな時代劇の見すぎかw)、実は、専用の橋や立派な門のお屋敷を大坂に構えていられる、すごい藩だったんですね~。

最後のおまけ・中之島に巡回バスがあったとは!

肥後橋駅から病院までは徒歩だったのですが、帰りに、大阪市内では見かけないバスを発見しました。

よく見ると「中之島センタービル方面」という行き先表示が見えました。

帰ってからホームページを検索してみると、「中之島ループバス・ふらら」というバスで、中之島一帯を循環しているバスで、私達が行った病院にも停まってくれるバスなのでした。

画像転載:日本タクシー・北港観光バス

「なんだよ~、バスがあるなら言ってくれよ~」と思ったのですが、淀屋橋から市立科学館まではノンストップなので、残念ながら間の肥後橋駅には止まってくれないのでした。

大阪は、梅田方面にいくにつれ、横(東西間)のアクセスが悪くなっていくので、こういったバスは助かります。

このバスを利用することで、今まで交通の便の悪かった、大阪国際会議場や、リーガロイヤルホテルにも便利に行けます。

私個人は、国際会議場やリーガロイヤルホテルに用事ができる身分でもないのですがw、今後のために情報として知っておくのはよいことだと思いました。

そして失礼ながら、あまりお客さんが乗っていなかったので、ちゃんと儲かってるのかなと心配になりましたので、ちょこっとご紹介してみました(大きなお世話w)。

次回は、黒田藩蔵屋敷跡の中之島三井ビルディング周辺にあった、キレイなお花をご紹介します♪

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コメントありがとうございます!

コメント

  1. こんにちは!
    中之島って、歴史好きにはたまらない場所なんですね。
    一度大阪に出張で行ったことがありまして、そういえば中之島だったのを思い出しました。
    まさか、このような場所だったとは!

    • たたとあさん、こんにちは。

      中之島の歴史は、教科書に出てくるような
      有名な歴史では決してないのですが

      どうして大阪が商人の街なのかという
      きっかけを知ることができるので興味深く

      特に、株や金融商品が好きな人には
      色々と目からウロコのお話が沢山あります。

      たたとあさん、大阪に来られたことがあるんですね
      (しかも中之島!)

  2. こんにちは。。

    りんママさんが昔住んでいた香港というのは、あの以前イギリスの統治下にあった“香港”のことですか(驚。。。
    いやあ、なんかカッコいい^^
    もしかしたら筑前橋界隈、こういう雰囲気を意識しているのでしょうか。。
    それにしても、運河ということなのでしょうか、それらが江戸時代、商業の要所として活躍していたことが、よくわかります♪
    それと、橋のネーネングからは、当時の時代背景も。。。
    当時の方々が今のビル郡みたら、いったいどんな感想をもつのでしょう^^ 

    • コスモさん、こんにちは。

      >りんママさんが昔住んでいた香港というのは

      そうです。返還前の香港です。
      少しの期間でしたが、害虫さえ出てこなければ(汗)また住んでみたい街ですw

      川はお察しの通り、昔ながらの自然の川ではなく、人工的に流れを変えた運河が多いです。

      災害を防止したり船の往来の便をよくする治水工事を重ねて、川と運河が東西につながっている水運網が、結果的に商業の発展にもつながったようです。

      昔の人が今の光景を見たら、ビックリするだろうと思います。

      私も十数年ぶりにここに来て、高層ビルがびっしりと増えていてビックリしましたので(笑)

  3. こんにちは!
    昨日コメント書いたと思ってたのになかった(笑)
    なにか失敗したかな!?

    私は1度だけ大阪に上陸したことがあるのですが、その時に音連れた場所が中之島だったんですよね。
    こんな歴史があったんですね。

    • たたとあさん

      コメントの承認とお返事が遅くなってごめんなさい(>.< ) 昨日、めまいでひっくり返っておりました。

      雨風が吹くと、こんな状態になります。
      若い時はこんなことなかったんですが、歳ですね(恥)

      コメントは、頂いたことがちゃんとお知らせできるような仕組みがないか、一度調べてみますね。

      せっかくコメントを下さったのに、ご心配をおかけしないように気を付けていきたいと思います。

      これに懲りず、ぜひまたよろしくお願いいたしますm(_._)m

      ありがとうございます(^o^)

  4. 知らない街とか訪れた時、
    さらに事前知識が無い時に、こういうバスがあるといいですね。
    昨年、仙台に初めて行った時に巡回バスに乗って観光地を回りました。

    室蘭にはこういうバスは無いですが、
    市内の夜景スポットを回るバスがあります。
    工場夜景が有名になったのですが、
    来年メインの工場が停止してしまうので、
    ちょっと寂しい工場夜景になってしまうことが懸念されます^^

    • よんだーさん、こんにちは。

      巡回バス、便利ですよね。
      地元の人には分かりやすくても、土地勘のない方には分かりにくい場所というのがあるので、こういったサービスというのはありがたいです。

      ところで、室蘭の工場のひとつが停止してしまうのですね。
      (しかもメインのということは、よんだーさんのブログでも紹介されていた煙突とか名物級の場所も停止してしまうのでしょうか。)

      室蘭の工場夜景は、生きている間に一度は見てみたい光景のうちの一つだったのですが、残念ですね。

      地域の名所でもありますし、なんとかライトアップだけでも続けてほしいですが、なかなか難しいのでしょうね・・・