さて、前回記事『ビジネス街・本町のど真ん中『シティプラザ大阪』1階に無料の足湯スペースを発見』の続きです。
足湯を楽しむ人たちを横目に、そそくさと食事を済ませてお店を出ました。
なぜ「そそくさ」かというと、お昼休みを利用して『本町橋』と『若宮商工稲荷神社』を見に行きたかったからです。
で、食事を済ませてロビーに出ると案内板が。
ホテル一階ロビーから、『マイドームおおさか』と『大阪商工会議所』直結の通用口がありました。
ってことは…。やったぜ!『若宮商工稲荷神社』までショートカットできるわ♪
(↓こんな、ほとんど知られてない通路にけっこうなお金をかける某自治体)
『マイドームおおさか』というのは、見本市を開催するような展示場や会議室などがある施設です。
ご存じない方のために、知名度の高い施設で例えるに、『幕張メッセ』や『東京ビックサイト』を激しく劣化させた感じの施設(笑)かな…。
規模的には激しい劣化版ですが、大阪市のど真ん中にあるので、利便性は抜群です。
…が、普段は、2枚下の写真のように、イベントの時以外は、あまり人がいません。
そして、ロビーの隅にあった水槽の中には、最近珍しいエンゼルフィッシュ。水槽も若干寂しい…w
でもアクアリスト的目線で見ると、業者さんに頼んで管理してもらってる感じの水槽かな…。
どうせ金掛けるなら、もっとバァ~ン!と行きたいところですが、見てくれる人が少ないから仕方ないですね。
この『マイドームおおさか』、全体的に昭和っぽいですが、この建物は昭和62年(1987年)に開館しました。
建物の中は色々寂しいけど、箱物自体にはそこここにお金かけた感があり、例えば床はじゅうたん張りで、歩くとフカフカして贅沢な感じがします(←庶民的な感想w)
昭和62年というとバブルの時期だと思うので、お金かけた感を感じるのは作られた時期もあると思うのですが、大阪の公的な施設だからというのもあります。
ちなみにこちらの『マイドームおおさか』は、大阪府の経済産業界や中小企業をサポートする、”大阪府”の外郭団体『大阪産業振興機構』が運営していました。
この日私がセミナーで訪れた『産業創造会館』は、大阪市の経済産業界や中小企業をサポートする、”大阪市”の外郭団体『大阪市都市型産業振興センター』が運営していました。
「していました」と過去形ですが、実はこの二つの外郭団体は、私も今回初めて知ったんですが、平成31年4月1日に統合が完了したそうです。
新しい組織のウェブサイトには
『大阪府と大阪市が連携して大阪の産業振興を推進するために、産振機構と都市型センターを統合して、新たに『公益財団法人 大阪産業局』を設立する。』
とありました。(引用元:大阪産業局HP)
大阪市長の橋下さんが現職の当時、府と市で役割がモロ被りしている部分が多いことから、1つに統合しようとしていましたが、足掛け8年位かかったということです。
外郭団体がなくなると、とある筋の方々の退職後の再就職先(いわゆる「天下り先」)がなくなるので、ものすごい抵抗があったことだろうと推察されます。
でも今回、こうして『産業創造会館』から『マイドームおおさか』まで自分の足で歩いて改めて考えてみたら、ホテルを挟んで両隣で、同じような場所で同じような事業をしてたんですね…。
既存の『くら寿司』の2軒となりで、『かっぱ寿司』が新店を作って営業してるような感じなので、民間企業だったら、まず絶対ありえない感覚です。
『マイドームおおさか』の方は、先にできたこともあり規模も大きいので、一定の存在感というか役立ち感はなんとなくあるんですが…。
『産業創造会館』も、『マイドームおおさか』開催のセミナーよりも敷居の低いセミナーが多いので、私のような小物も安心して出入りできるので、ありがたい存在っちゃーありがたい…。
なので、一応の住み分けはできてると思うのですが、組織を一つにまとめることでコストダウンできる部分が多いなら、どんどんやってほしいです。
↓3つの建物が一緒に写った写真があったのでお借りしました。文字は私が書き込みしました。(転載元:会議室:COMさん)
まぁ、すでにできてしまった箱物を2つかかえる新しい外郭団体が、今後いかほどの効率化&コストダウンに取り組めるのかは未知数ですが…。
私は特に維新の会の支持者でもないんですが、歴代市長が誰も切り込めなかった(切り込まなかった)部分に切り込んでいった、橋下さんの功績は大きいと思います。
たまに、「おい!なんでやねん!」という、私的に残念に思う改革もありましたが、おおむね満足です。
例えば、以前記事でご紹介した『大阪市水道記念館』。
ここは、先頭きってあっさり廃止されてしまいました。あまり強い権力が働いてない組織だったのかもしれませんw
外来生物に押されて日本の川に住みづらくなりつつある、日本淡水魚(特に淀川の魚)を観察できる貴重な施設でした。
効率性や合理性を重視する橋下さんらしい仕分けでしたが、日本淡水魚にとっては酷な仕分けとなりました。
それにしても、けっこうあっさり統合されたり廃止されたりした組織もあれば、今回のように10年仕事になる事業仕分けもあり…。
一度生態系が崩れたら元に戻るのはなかなか難しい野生生物や自然界と違って、外郭団体や天下り役人はすごい生命力をお持ちなんでしょうね。
(↓最初の出発地点『産業創造会館』ビル)
ついでに言うと、『マイドームおおさか』の中には、テナントとして、国の中小企業庁が管轄の『大阪府商工会連合会』が入っています。
そして、『マイドームおおさか』の隣には、国の経済産業省が管轄の『大阪商工会議所』のビルがあります。
大阪市・大阪府・国の省庁の運営する、ほぼ同業種の組織が4軒固まってて、ある側面から言えば「大阪の商業の中心地」です。
が、斜に構えた目線でいえば、「どんだけよってたかって企業の応援したいねん!」って感じもしないでもないですw
もちろんこれは大阪のお話で、地方によっては、商工会議所や商工会、中小企業支援の外郭団体が大きな役割を果たしている場合も多いと思います。
大阪の場合は、これから人口もどんどん減っていきますし、国や自治体のサービスの在り方も時代に合わせて考えていく必要があるように思いました。
神社のお参りのため最短経路を見つけてショートカットしたら、大阪が隠しておきたい負の遺産に目が行ってしまい、1記事増えてしまいましたw
コメントありがとうございます!
こんにちは。。
なるほど、大阪府と大阪市、それぞれが運営していた同じような施設の建物が、すぐ近くにあるというわけですか^^
府全体で、それだけそのような需要があればいいのでしょうけど。。
実際、財政的にも困窮していたわけですし、それで橋元さんが登場されて・・・、ということになったのですね。。
とにかく、現在はうすくすみわけがされていると思いたいですね~♪
昭和の後半というと、バブルとともに思い出すのが、あの竹下内閣のふるさと創生1億円、、もしかして、このマイドーム大阪もそれかなぁと思ったのですが、時期が少しずれていたみたいです(#^^#)
コスモさん、こんばんは。
いつもありがとうございます♪
>大阪府と大阪市、それぞれが運営していた同じような施設の建物が、すぐ近くにあるというわけですか^^
そうなんですよ。
そして、大阪府と大阪市の公務員の
天下り先だったそうです。
ホテルも公務員系のホテルなので
あの辺は全部そうみたいです。
『ふるさと創生』、ありましたね!
懐かしいです。久しぶりに聞いた単語ですねw
大阪市って何に使ったんだろうって
さっき検索してみたんですが情報がありませんでした。
きっとロクでもないものにつかってると思いますw
おはようございます。。コメありがとうございました^^
国体が開催されていた時期で、この日は私の住む市での競技の模様を視察すると同時に、市内のさまざまなスポットをまわられていたようです^^
お召し列車をみたのは私ですが、後で調べてビックリでした(汗。。
高級和牛弁当、かなり奮発してますよねw
どういう予算で、ドナタがお決めになるのかはわからないのですが。。
もしかしたら本番のときは、関係各所からクレームがはいって、それでグレードがおちたのかもしれません(^^♪
コスモさん、こんばんは。
天皇陛下にお会いできるなんて
すばらしく夢のような体験ですね!
(私の夢は一般参賀に行くことですw)
お召列車もホームに見に行くと
人がいっぱいで見学どころじゃないみたいで
たまたま走行中に出会えたなんて
すごくラッキーだったと思います♪
和牛弁当、本番のグレード落ちたのですか?w
本番こそ、一番おいしいの出してほしかったですね。
贅沢ですがw、和牛だから地域経済も回るし
どこかの誰かは潤ってるんでしょうねwww