梅田吸気塔ライトアップ・御堂筋の北の端

東梅田散歩の終点は、梅田・阪神交差点&阪急交差点周辺。

ここは、大阪のメインストリート・御堂筋の北の端になります。

今日は、夜の東梅田散歩の続き記事です。ブログメンテナンスなどを挟んで、ずいぶん時間が経ってしまいました。

阪急・阪神前交差点

阪急前交差点より

前回の写真、東通り商店街前の交差点から視線を右に振ると阪急交差点、そしてブルーにライトアップされたオブジェの向こうに阪神交差点があります。(オブジェについては後述)

このオブジェの向こう側『阪神前交差点』が、大阪のメインストリート・御堂筋の北の端になります。

写真を撮った阪急側からは、距離的には直線にして100メートル弱なんですが、あちら側(阪神側)に行くには地上でかなりの回り道をするか、地下から向かうしかないので、阪神と阪急の交差点はお互い近くて遠い場所です。

特にこの周辺の地下は『梅田ダンジョン』とも揶揄される梅田地下街の中でも、最難関のダンジョン?構造になっていて、複雑な地下道をあちこち経てやっと阪神周辺までたどり着けるような場所となっています。

グーグルマップで上空からの写真を見ると、南(下)から伸びている道路が二股に分かれる地点に緑に囲まれた三角地点が移っています。

この地点の真ん中に鎮座する物体は、『梅田吸気塔』と呼ばれるものです。

梅田吸気塔とは

吸気塔というのは、この真下にある地下街『ホワイティ梅田』の換気のための設備です。

大阪の玄関口・梅田にあっても、ステンレス板の硬質な輝きと、生き物を思わせる柔らかな曲面の奇妙な取り合わせに気付かない方もいるかもしれない。これは単なるモニュメントではなく、1963 年に第一期工事が完成した梅田地下街の吸気塔として、建築家・村野藤吾の手によって設計された施設だ。1930 年代から半世紀近く第一線にあり続けた巨匠の個性と、高度成長期の地下街建設ラッシュを反映した大阪らしい逸品。直線的なビル群に取り囲まれながら、静かな存在感を
放っている。

大阪市HP『誰もが知っている決して触れることはできない謎のデザイン・梅田吸気塔』より転載

『生きた建築ミュージアム・大阪セレクション』にも選定されています。

ちなみに、下のツイッターの写真、三角の建物『HEP』、右横の黒いガラス張りのビル『富国生命ビル』、そして一番下の緑のエリアにある『梅田吸気塔』、すべて『生きた建築ミュージアム・大阪セレクション』に選定されています。

私がお散歩中に写真を撮った場所は、富国生命ビルの角、一本の街路樹がある地点です。

上のXからの埋め込み写真では梅田吸気塔が切れてしまっているので、写真だけ再度転載させていただきます。

『梅田吸気塔』を上から見る機会はないのですが、確かに吸気口っぽいですね。

今回自分で撮ったのは夜の写真しかないので、素材集から昼間の写真を2枚お借りしてきました。

先ほども書きましたが、横断歩道がないので『陸の孤島』状態です。

メンテナンスなど仕事で立ち入る人以外で、ここに立ち入った一般人はほぼいないのではないかと思います。

御堂筋の北の端、大阪梅田のど真ん中の車も人も一番通る場所に、誰も立ち入れない『聖域』みたいな感じで鎮座しているのが、この『梅田吸気塔』なのでした。

そして、御堂筋へ

吸気塔から南に一本に伸びる道路が、御堂筋です。

ここから大阪市中央区の難波西口交差点まで、南行き一方通行6車線(将来的に歩道を拡大して4車線に変更予定)の一本道が続きます。

その御堂筋の下りの終点『難波西口交差点』が、以前の記事で登場した難波高島屋横の交差点になります。

上の写真でいうと、右に写っている道路がなんば高島屋付近・御堂筋の南の端周辺になります。

これからの季節、御堂筋は黄色に色づいたイチョウ並木がとてもきれいです。

機会があれば、昼間の御堂筋もお散歩して写真をアップできたらと思っています。

終わりに

ここ最近の御堂筋の写真を何枚かアップしていますが、大阪の方は「あれっ?」と思っておられることがあると思います。

今年は万博の開催に合わせて、いつもは年末年始しかやっていない御堂筋のライトアップを開催期間中ずっと行っていたのです。

なので、街の木々がきれいにライトアップされているのですが、これは今年だけの試みになるのか、案外好評だったのでこれから一年を通してライトアップされるようになるのか、成り行きを見守りたいと思っています。

電気代がもったいない!というお考えの方もいらっしゃるのですが、私は大阪の一番の目抜き通りには多少のコストをかけてでも美しくライトアップしていてほしい派です♪

ということで、夜の東梅田散歩シリーズは今日で完結です。

 

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最後まで読んで下さり
どうもありがとうございました。
この記事が何かのお役に立てたら
幸いです!

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  1. 何も知識がないと『なんだこの物体は』って感じですねw
    吸気塔…このような言葉だったのは知りませんでしたが、アクアラインにも空気を通すための塔がありましたね。
    やはり、どうせなら…格好良いものが良いですね♪
    ライトアップ…311以降、千葉は暗くなった気がしますw
    もっと明るい気分にするためにも、昼間太陽光でゲットした電力でも使って明るくしてもらいたいものです♪

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    1件の返信を表示
    • たたとあさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      そうなんです、私も長らくずっと「これは何だろう」って思ってて
      テレビで紹介されてて初めて知った次第です。

      アクアラインの吸気塔、検索して写真見たんですすごいおしゃれですねw
      今週のプロジェクトXがアクアライン特集なので吸気塔も紹介されるか見ておきますね♪

      311以降ライトアップの機会が減りましたか。
      関東は電力使用制限とかありましたものね。
      なんとかやりくりして明るく照らしてほしいものですね。

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      0件の返信
  2. こんにちは。。

    直線距離で100㍍ほどしか離れてない、
    阪神・阪急交差点への行き来がタイヘンだなんて、
    なんかオモシロイですね(^^♪
    梅田吸気塔は、なんだかシンボリックです、聖域、なるほど^^
    でも、特に意味合いはなさそうで、
    ただ自分の役割を黙々とはたしているのでしょうね。。

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    1件の返信を表示
    • コスモさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      直線で歩いたら5分もかからない場所に見えているのに
      心理的な距離感が異常にあるのがこのエリアの特徴です。
      そして地上で回り道するより地下に降りた方が早いと思って
      地下に降りて迷宮でグルグル迷っちゃうのも特徴ですw

      >でも、特に意味合いはなさそうで、

      そうなんですよ。特に何の意味もない場所&施設なんですが
      誰も入れないがゆえに孤高の存在として在りつづけて
      街路樹でもないのにちゃんとライトアップまでしてもらえる存在になってます。

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