子供と歩く大阪散歩ノート

もうすぐ、阪神大震災から丸20年。

あっという間で、ちょっと信じられないんですが
当時学生だった私が、子育てをしている年になったので
20年、という長い年月が経ったのも、うなづけます・・・

今日は、神戸や東北の震災で亡くなった方や
住み慣れた地を離れてご苦労をされている方へ、想いをはせつつ
「USJと津波」について、記事にしてみました。

ご興味のある方へのご参考になれば、幸いです。

大阪市内は、海抜がとても低く、特に、大正区、港区
そして「USJの所在地・此花区」は、大阪市内でも
特に、海抜の低い地域が多いことで、知られています。
(ちなみに私の住む地域は、海抜・約5m)

大阪市内には、海抜ゼロの場所が、沢山あるんです。

ただ、USJに関しては、調べた私も意外でしたが
実は、大阪市内にしては、海抜が高めでした。

Googleに海抜を調べられる地図があるんですが
それによると、USJのパークの中は
一番高いところで、海抜が7m位

一方、USJ周辺に到達すると予想される
津波の最高水位は、2.5~3.5m

なんだ、土地の方が高いじゃん、と安心した方は要注意。

津波の高さよりも、土地が高いから水が来ない保証はありません!

それに、USJは、埋立地ですから、地盤は弱いです。

そして、西に大阪湾、南北が川に面しているので
川をさかのぼって、高さが増した水が
前後左右から入ってくる来る、という可能性もあります。

また、USJへの津波到達・予想時間は
南海トラフ地震が起こった場合、「117~119分

ちなみに、大阪南部の、関西国際空港の予想時間は「約90分

USJは、関空よりも、だいぶ北にあるので
関空よりも、2~30分後に到達する予想です。

なので、東南海で大きな地震があった場合は
いたずらに恐れて、ムリにあわてて我先に逃げるよりも
まずは現地のスタッフの、指示に従うのがベストです。

私なら、恐ろしく想定を超える出来事が起こらない限り
『無理にUSJを出て、内陸部を目指して逃げる』よりも

『USJにとどまって、各種情報を得てから
近隣の高層ビルに避難する。』という方法をとると思います。

JRの電車が止まってしまったら、もう移動ができませんので。

(が、判断は人それぞれなので、あくまでもご参考程度に・・・)

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ちなみに、USJ近隣には、高層ビルのホテルが4つあります。

(現在、USJエリアで一番高層の建物は、地上138メートル・32階建て
ホテル京阪 ユニバーサル・タワー
今、どうでもいい情報ですが、31階の大浴場は
神戸の明石大橋まで見渡せる絶景の、天然温泉です。

ちなみに、USJの目の前に、今建設中の高層ビルがあります。
2015年に新しくオープンする、『ザ パーク フロント ホテル 
アットユニバーサル・スタジオ・ジャパン』、というホテルですが、
こちらは、地上高さ110.6m、28階建てだそうですよ。)

また、万が一繁忙期の超満員で、高層ビルに入れなかった場合も
近隣には、大企業の、大きな配送センターや倉庫がたくさんあります。

あと、意外に知られていないのですが、大阪湾岸にかかる橋は
大型船が入港できるよう、桁下が高く(桁下高50m前後あります)
その橋の上には、阪神高速道路が通っています。

USJのすぐ横にも、その阪神高速・湾岸線が走っていますので
車の方もあわてず、その時の指示に従うのがよいかと思います。

もちろん、想定を超えるような緊急時は、東北の震災の時にも
よく言われた『津波てんでんこ』の考え方に従い
素早く自分で判断して、行動することも必要です。

東南海地震・南海トラフ地震の、シュミレーション・データは
かなり頻繁に改定されますし
自然界の出来事には、想定外のことも多々あります。

実際、東北の震災でも、時と場所により
臨機応変の、難しい判断を迫られた方は多かったです。

ただ、その時・その場のシチュエーションにより
判断が異なってくるので、なかなか難しいですが
少しでも情報を持っておくのは、損にはならないと思います。

なお、津波の高さや時間、到達エリアや
大阪の、海抜(標高)などのデータは
下記のサイトを、参考にさせていただきました。

さらに詳しく調べたい方は、下記HPへどうぞ↓

参考1:第五管区海上保安本部・海洋情報部HP
     【大阪湾の津波シュミレーション・マップ】

参考2:【Google・水没マップ】

「紀伊半島沖~四国沖」が震源だった場合の
【南海トラフ巨大地震】津波シミュレーション↓

先ごろ、大阪府が公表した予測によると
南海トラフ地震による、大阪府内の死者は、約13万人。

府民全体の30%が、適切に避難を開始しなかった場合や
適切かつ、すみやかに、情報収集をしていなかった場合
死者約13万人の内の、85%にあたる、
約11万人が、津波で命を落とすという想定をしています。

なので、今回は、この記事を書きながら
私自身、地元なのに勉強不足だった点を
たくさん、学ばせていただきました。

われわれ大阪人、特に私のような、内陸部の建物密集地の住人は
阪神大震災の経験や思い出が、よりリアルで
建物の下敷きや、火災で命を落とす方が
可能性が大きいように、なんとなく思っているフシがあるんです。

よもや、水で命を落とすとは、夢にも思っていない人が殆どだと思います。

(一級河川の、淀川や、大和川周辺の方は
津波の方が、心配かもしれませんが・・・)

この機会に、私自身、家族みんなで
津波への備えを、見直してみたいと思います(^o^)

【USJエリアで、一番高層のホテル】



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