こどもと歩く大阪散歩ノート

我が家の菜園プランターに、ある日、謎のつる性植物が生えてきました。

土が足りなくて、実家の菜園から少し分けてもらってきたんですが、その中に種があったのかもしれません。

他の雑草と一緒に「ブチッ!」とちぎったのですが、また芽が出てきてしまうこと、実に3回。

先日『ワルナスビ』の記事で取り上げた、根から無限に芽吹いてくるタイプの雑草だぁ~、困ったなぁ~と悩んで、葉っぱを手掛かりにネット検索したり・・・

植物に詳しい方は、一目見て何の植物か分かったかと思うのですが、私は、調べるまで分からず、詳しい品種特定まで、何日もかかってしまいました。

よって、今日の記事は、私のような家庭菜園一年生さん向け、もしくは、夏休みの自由研究でつる性植物を調べているお子さん向けの記事になると思います。

スポンサーリンク

うかつにも、雑草が健気に見えてしまい・・・

何度も生えてくるプランターのお邪魔虫でも、何度か駆除しているうちに、とても元気がよくて、テリのあるポテッとした葉が、何度も何度も諦めずに生えてくる様を目の当たりにし、かわいそうになってきてしまい・・・

何度も何度も復活してくるなんて、雑草の『害』というより、むしろ、『縁起モノ』なのでは?とすら、思うようになりました。

(例えるなら『ど根性大根』とか、今、天王寺動物園で人気の幸運の鶏『まさひろ君』みたいな感じですwww)

しかも、ちぎった葉と茎をゼリーの空きカップに水挿していたら、なんと根がでてきてしまい、実のようなものを付けるようになり、ますます捨てられなくなってしまいました。

で、そうこうしている内に、また菜園プランターからも新たな芽が出てきてしまい、ここまできたらもう、雑草相手に情が湧いてきてしまって(笑) 、ネットでいろいろと調べてみることにした次第です。

謎のつる性植物の正体が判明するまで

ネットの画像や記事検索で、花が咲いていないのに実がなる、つる性の植物を探していて、やっと判明。

それは、「山芋」!そして、実のようなものは「むかご」でした。

「むかご」って懐かしい~~。子供の頃、「むかご」を炒って味付けしただけのシンプルな一品を、田舎でおやつに食べた記憶が、懐かしく蘇りました(年がバレそうな予感(笑))

もう一回食べたいな~。そして、うちのチビにも食べさせてあげたいな~。でも、これは、本当にムカゴで、ちゃんと食べられるんだろうか?という疑問が・・・

なぜなら、ネット画像で見る『山芋(やまいも・ヤマノイモ)』の葉の形と、うちの雑草は、葉の形が少し違ったからなんです。

山菜や植物に慣れ親しんでいる田舎の人でさえも、水仙を、ニラとかノビルと間違えたり、イヌサフランを行者ニンニクと間違えて食べちゃう位なので、私のようなド素人は、更に気をつけねば・・・

ということで、食べられるものかどうか判断するために、より詳しく品種を調べてみることにしました。

以下、最終判明まで紆余曲折があり、葉を見ただけで種類が分かっちゃった方には、「あ~あ、勘違いしてるよ、コイツ・・・」みたいな、もどかしい内容となります(笑)。ご了承くださいませm(_._)m

しかしながら、一方で、山芋と長芋の見分け方を極めたい方にとっては、少しばかりお手伝いができる記事になっているのではないかと思います。

で、あれこれ探して、 『ヤマノイモ科・ヤマノイモ属』まで突き止め、まずは、種類の多い『山芋(自然薯)』、または『野生種のヤマノイモ』の中から探すことにしました。

(『長芋』は、葉の生え方が「対生」、『ダイショ』は、「ムカゴ」がつかないことから、この2つは、うちのとは違うと判断して、ひとまず除外)

ということで、最終、見た目がよく似た3種類にまで絞った上で、いろんなサイト様を訪問して集めた情報を、表にしてみました。

(注:植物に関して素人の管理人が作成した表ゆえ、間違いがあるかもしれません。誤りを見つけた方は、ご指摘いただけるとありがたいです。)

区別の目安 ヤマノイモ オニドコロ ニガカシュウ
ムカゴ あり なし あり
葉の形 細長い 丸い 丸い
葉の葉脈 透けて見える 透けて見えない 透けて見える
葉の生え方 対生 互生 互生
蔓の巻き方 Z巻(右巻) S巻(左巻) S巻(左巻)
花の匂い あり なし あり
日本での分布 北海道南部が北限 北海道南部が北限 栃木県が北限
画像

 

うちの水差しに挿しているものは、葉っぱの形が丸くてハート形、そして葉の生え方が『互生』であることから、まずは『ヤマノイモ』が除外されました。

(注:互生とは、葉が交互に生えること。対生は、同じ場所から双葉のように生えること))

あとは、『オニドコロ』か、『ニガカシュウ』かの違いになるのですが、葉っぱが激似で難しい・・・。

ただ、決定的な違いがあって、『オニドコロ』はムカゴができないんです。

そして、『ニガカシュウ』は、葉脈を日にかざすと透けて見えるのと、横向きに走る葉脈がけっこう特徴的で、うちの雑草は、多少の個性の差こそあれ、両方の特徴に「一応」あてはまります。

↓葉脈を透かして見たところ

なので、『オニドコロ』は、ここで除外され、『ニガカシュウ』であると、自己判断したんですが、ここで驚愕の事実が発覚。

『ニガカシュウ』にできるムカゴは、食べられません。

こんなに調べたのに、結局食べられないんだ・・・www

では最後に、念には念を入れて、最後に残された特徴、蔓の巻き方を・・・と思い、再びプランターに生えてきたのを放置していた本体を確認に行ったんですが、ここで大問題が発覚!

植物の右巻き、左巻き、って、結局どっち向き?

最初、『ニガカシュウ』のツルは「左巻き」とみて、外の菜園に出てみたんですが、そもそも、何をどう基準に見たら左なのか、右なのか・・・という謎に突き当たってしまい、自宅にUターン。

蔓の巻き方の表現については、やはり、表現の違いや、意見がいろいろあって、全国統一の表現がないようなのですが、『Z巻き』『S巻き』という、右・左を基準にしない分け方の指針があることを知りました。

上の表を参考にすると、『Z巻き』は、「右手親指方向巻き」とか、「上から見て反時計回り」とか、「右腕を巻き付けた時の方向」とかが、判断の基準になるそうです。

男性なら、「左切ハンドル」や「右ねじ」の方向の感覚が頼りになるかもしれませんが、私は大工仕事も運転もできないので、「右腕巻き」とか 「右手親指方向巻き」が分かりやすいな、と思いました。

で、巻きの方向を『S巻き』であると予測した上で、再び外に出て、菜園プランターへ。そして、全てが振り出しに戻る驚愕の事実が発覚!

蔓の巻き方が、候補から除外した山芋(ヤマノイモ)だった・・・

ちょっと油断している間に、ものすごいスピードで、図々しくもトマトに巻き付いて成長していたツルを確認すると、なんとZ巻き(右方向巻き)!

まさかの、ゼ~ット!!

『ニガカシュウ』なら、ツルは左方向巻き(S巻き) で、葉の生え方が「互生」のはず。

なのに、うちのは、ツルは右方向巻き(Z巻き)で、葉の生え方が「互生」。

もしも、『ヤマノイモ』なら、 ツルは右方向巻き(Z巻き)で、葉の生え方が「対生」のはず。

そもそも、最初に除外した『長芋』も、 ツルは右方向巻き(Z巻き)で、葉の生え方が「対生」のはず。

『ニガカシュウ』にも、『ヤマノイモ』にも、『長芋』にも当てはまらないなんて、何?、この矛盾・・・(汗)

でも、『ヤマノイモ』とも、『長芋』とも、葉の付き方が違う(互生)・・・

しかも、図鑑のヤマノイモの葉と、うちのは形が違って、どっちかというと、『長芋』に近い葉になります。

と、一旦ここで頓挫して、「もうヤマノイモ属、って大きな括りでええやん!」と諦めモードになったんですが、ちょとだけヒントになる情報を見つけました。

ヤマノイモの葉の生え方は本来「対生」だけど、「生え始めから花が咲くまでの成長期」に限って、絡まりやすいように「互生」の生え方をすることがあるんだそうです。

つまり、「対生」と「互生」は絶対的なものではなく、時期や環境により、適応&変化するそうなんです。

(ヤマノイモ属に関しては、ですよ。ほかの種については、ちょっとよく分かりません。)

ちょっとした偶然から、「葉の生え方(対生・互生)」や「ムカゴの付き方」を判断基準の優先事項においてしまい、対生の品種を除外して、互生の品種の中から特定しようと試みたことにより、大失敗をしてしまいした。

そして初心に戻って、再度品種特定にチャレンジ

それでは改めまして、Z巻きの、『ヤマノイモ』と『長芋』に絞って、比較してみました。

区別の目安 ヤマノイモ ナガイモ(長芋)
画像
葉の形
心状披針形
心状卵形
花の匂い あり あり(良い香り)
日本での分布 北海道南部から九州南部(屋久島) 北海道から九州
葉の葉脈 透けて見える 透けて見える
葉の生え方 対生・互生 対生・互生
ムカゴ あり あり
蔓の巻き方 Z巻(右巻) Z巻(右巻)
【画像&データ引用】コトバンク:単葉

『葉の形』と、『花の匂い』そして『生息域』以外、ベージュで色付けされている項目は、2種に共通の特徴です。

『生息域』が若干違いますが、『長芋』は『山芋』よりも、少しだけ北の地域に適しているようですね。

ちなみに、プロの農家さんが栽培されている長芋は、青森をメインの生産地として、青森と北海道だけで全国の生産量の40%近くを占めるそうです。

こうやって見比べてみると結局、葉が生え始めの成長期に、たまたま葉の生え方が互生になった『長芋』であることが、判明しました。

「葉の形がなんか違うな~」という直観に、最初から従っておけばよかったんですね。

これは人生全般に言えることですが、「最初の直観・ひらめき」というのは、決して軽視できないものです。

今回たまたま、ちぎった元からまた生えてきたので、本体を確認できましたが、観察するものを「切り取られた一部」だけで判断する際は、よくよく色々な方面から熟考する必要があると、いい年の大人になって再確認しました。

(ちなみに、長芋の見分け方について、とても詳しく解説しておられる記事を見つけました。迷った時は、このサイト様で一つ一つ特徴を確認すれば、ほぼ間違いなく判別可能なほど詳しいです。

長芋の判別に困ったらコチラ⇒ ナガイモ(長芋) (ヤマノイモ科) 撮影地 能代市風の松原
ヤマノイモ属の判別に迷ったらコチラ⇒ヤマノイモに似た仲間

それにしても・・・。あ~、スッキリした~(笑)

多分見る人がみたら、即座に「長芋」と分かるのかもしれませんので、そういう方から見たら「手間暇かけて、バカじゃね~の?」という感じかもしれませんね(笑)

でも、これで私、多分、これからの人生、長芋と山芋の違いを、ちゃんと見分けることができると思います(爆☆)

それにしても、長芋が勝手に生えてくるなんて聞いたことないけどな~、と思って調べたら、出るわ出るわ、「長芋が勝手に生えてきて、芋を収穫した」という記事が検索に引っかかりました。

うちのはプランターなので、大きな芋の収穫は期待できないのですが、畑とかだと、うまく育てば、縦横1メートル位掘ってようやく全部収穫出来るぐらい、しっかりした長芋が出来るみたいです。

すべて解決したので、プランターの『長芋』も、水挿しの『長芋』も、我が家の仲間として大切に育てていきたいと思います。

そして、水挿しの『長芋』は、我が家のラッキー・アイテムに・・・

つる性の植物は、元々、縁起が良いと風水でも言われていますし、実がコロコロできるのも、子孫繁栄と富の象徴ですよね。

しかも、抜いても抜いても生えてくる、生命力の強さと、可愛らしいハート型の葉っぱ。

こりゃまさに『縁起物』ということで、我が家の縁起物認定を(私が)しました。

ただし、つる性植物は『陰』の性質を持っているので、置き場所が大切になってきます。

ということで、ひとまず、ゆったりとした癒しが必要な、洗面所とバスルームの間にセットすることにしました♪

百均のセリアで、縦長の牛乳瓶型水挿し と、アクアボールを購入してきました。

アクアボールを水挿しに入れると、涼し気でよい感じです♪

窓枠に吊るそうか、枠に置こうか迷ったのですが、落下したら危ないので、窓辺に置くことにしました。

全て解決して、全てあるべきところに収まり、スッキリしました♪

ここまでお読み進めいただいた方がおられたら、お付き合いいただき感謝します。

ありがとうございました★

最後まで読んで下さりありがとうございます。 この記事が何かのお役に立てたら幸いです!
  にほんブログ村 ライフスタイルブログへ 
スポンサーリンク

関連記事&広告

コメントありがとうございます!

コメント

  1. おお!
    何と研究熱心な・・・
    「長いも」と突き止めるまで、色々と調べられましたね~

    私には見分ける知識が無いので、
    どんどん文章に引き込まれてしまいました。

    我が家の家庭菜園の端に、似たようなツルの葉があるので
    私も調べてみようかと思います。

    ウチのも長いもだったら嬉しいな・・・
    長いも大好きだし、
    自給自足じゃ~(笑)

    • よんだーさん、こんばんは。

      いつもありがとうございます(^o^)

      >我が家の家庭菜園の端に、似たようなツルの葉があるので
      >私も調べてみようかと思います。

      是非是非、調べてみてください♪

      菜園が、うちみたいなプランターじゃなくて
      地植えの菜園だったら、ものすごく育つみたいです(^o^)

      (但し、ムカゴから発芽した1年物だと、小さいお芋ができるそうで
      年数がたっているものほど、立派な芋ができるんだとか)

      >ウチのも長いもだったら嬉しいな・・・
      >長いも大好きだし、
      >自給自足じゃ~(笑)

      自分の家で育てた長芋って、食べてみたいですよね~。
      なんか、すごく美味しそうな気がしますo(*>o<*)o

  2. 素晴らしい観察でした。有難う!

    • 匿名 さま、こんにちは(^o^)

      芋のつるをじっくり観察したことが
      今までになかったのですが、
      調べてみるとなかなか奥が深く、記事にしてみた次第です。

      >素晴らしい観察でした。有難う!

      お褒めの言葉、とても嬉しいです。

      こちらこそ、この長い記事を見つけて読んで下さり
      コメントまで頂戴し、御礼を申し上げます。

      ありがとうございました!

  3. すばらしい!

    • KENGO さん、こんにちは。

      コメントをありがとうございます。

      こんな小さなブログを見つけて
      お越しいただき
      そして、長い記事をお読みいただき
      大感謝です(>.<)