年末に泊まったばかりの『鳥羽小涌園』。レビュー記事でも50周年を迎えた古いホテルであることをお伝えしていましたが、今年2016年9月末で、閉館のニュースが発表されました。
ペットと泊まれる部屋があったり、プライベート・ビーチやアスレチック広場があったり、小さな子供連れの家族旅行にオススメのホテルだったんですが、建物の老朽化と収益の低迷により閉館になるそうです。
サミットがあって、伊勢志摩が注目される大切な稼ぎ時ですから、9月までは営業するんでしょうね。
今も、ちょうど夕食バイキングに、『サミット参加7カ国の料理が味わえる和洋バイキング』という企画をやっているみたいで、たまに、前に予約を取った楽天トラベルから、メルマガが来ます(バイキング・プランの詳細はこちら)。
確かに古いホテルではありましたが、従業員さんも親切でしたし、自分の子供時代の家族旅行を思い出してしまうような、昭和っぽい懐かしい感じのするホテルでした。
過去記事はこちら: 【ホテル鳥羽・小涌園★宿泊レビュー・その1】(別ウィンドウで開きます)
せっかくなので、今日は、前回のレビューで伝えきれなかった、小ネタを2つご紹介したいと思います。
さかなクンの直筆イラストが、楽しかった件(うちのチビ・談)
フロント横には、私たちが訪れた時は、ちょうど『さかなクン』の直筆イラスト・コーナーが設けられていて、楽しく見せていただきました。
『さかなクン』は、私も子供も大好きなのですが、お魚に詳しいだけでなく、絵もとってもお上手で、カラーのイラストも、モノクロのイラストも、躍動感があって、お魚が飛び出してきそうなほど活き活きしていました。
記事冒頭の写真を見ていただけると分かるのですが、文章もユーモアにあふれていて(さかなクンと、ギョラボレーション、とか(笑)、うちのチビは、この『さかなクン』のコーナーから離れようとせず、かなり長い時間、鑑賞していました。
このホテルは、ほかにも、館内のあちこちに絵画が飾ってあったり、お風呂&食事のフロアでは、作家さんの個展ブースがあったり、 多分、経営陣というか、上の方が絵画や美術品にご興味のある方なんじゃないかなぁ~、と感じるところが多々ありました。
このGW中にも、【ギョールデン・ウィークは、ホテル鳥羽小涌園がイイね♪さかなクンの『イラスト水族館展』】という催しがあり、夏休みには、さかなクンのトークショーの予定もあるそうです。
客室のインターフォンが、ファミマの入店音と同じだった件(りんママ・談)
実は、この『ホテル鳥羽小涌園』、客室のインターフォンの呼び出し音が、ファミマの入店音と同じだったんです(爆★)
動画を撮りました。手ぶれのあるド素人の動画ですが、よかったら再生してみてください。4~5秒目位から、音が鳴ります。
この音、元々は、ファミリーマートの入店音じゃなくて、パナソニックの『乾電池式チャイム(EC5117WKP)』という、インターフォンの呼び出し音なんだそうです(笑)
メロディの作曲家さんが、ピアノで弾いておられる動画がありますが、プロが演奏すると、すごく素敵なメロディになります。
→参考記事:「ファミマ入店音」の正式なタイトルは「大盛況」に決まりました
以上、『ホテル鳥羽小涌園』レビュー番外編・小ネタ集でした♪
鳥羽全体が頑張らないとダメな問題ですね。多分…
海外から、たくさんお客さんが来るようになったこのご時世に、どうして改装せずに閉館するんだろう、と思ったんですが、公式HPによると、収益の低迷もあったようです。
しかしながら開業から50年が経過し施設全体の老朽化が進むなか、商品力強化や費用構造改革など、さまざまな対策を講じてまいりましたが、近年は収益低迷の状態が続いており、総合的に判断した結果、現施設での営業を終了することにいたしました。
なるほど・・・。『日の出が見える客室』・『愛犬と一緒に泊まれる客室』・『海が一望できる客室』など、魅力的なホテルだと思うのですが、色々と難しいことがあるのですね。
お客さんが来ない、というのは、もしかしたら、昭和っぽい雰囲気のままで目新しさが全くない、鳥羽全体の問題でもあるのかもしれませんね。
もちろん、若い人たちが中心になって、いろいろ努力して、いろんな試みをしている施設や団体も、たまにテレビなどで見かけますが、鳥羽全体的に漂う雰囲気が、「昭和」のままなんです。
私たち近鉄沿線の人間は、修学旅行や、町内会の旅行、家族旅行、社内旅行で、生まれてから何回も伊勢志摩・鳥羽に行くのですが、私など、もうこの年になったら、全部見尽くして、何にも見るものがありません・・・。
お魚が好きなので、『鳥羽水族館』に毎回行くのですが、『イルカ島』は、子供いわく、「イルカさんがかわいそうで、もう二度と行きたくない(汗)」場所なんだそうで、1回行ったっきりです。
鳥羽の方には大変申し訳ないのですが、正直、昭和のままで時が止まっているのに、その割に、観光施設も、宿泊施設も、すべてが割高なんですよ。
バブルの時に作った、某スペイン風施設もしょーもないし、某時代村も過疎ってるし、遊園地に泊りがけで行くなら、伊勢じゃなくて、『ナガシマ・スパーランド』ですものね。
鳥羽地区は、一時期の熱海と、同じ道を歩んでいるような気がしてなりません。
とにかく、「団体でドヤドヤ訪れて、ワイワイ宴会して、みんなで同じものを見学して、お土産買って帰るのが旅行」、みたいな、そんな時代は終わったんですよね。
エラそーなこと、いっぱい書いてすみませんが、ほぼ毎年鳥羽に行ってる人間の素直な感想です。子供の時からの思い出がたくさんある場所なので、鳥羽にはもっと頑張ってほしいです。
まだ私が小さかった時、両親と一緒に、オレンジの近鉄特急に乗って鳥羽に旅行に行ったのは、本当に楽しみでワクワクした大切な思い出ですし、今また、今度は私が子供を連れて鳥羽に行くのもまた、感慨深いものなので、これからの鳥羽に期待したいです♪
そして、また『ホテル鳥羽小涌園』のお話しに戻ると・・・
ちなみに私たちは、『ホテル鳥羽小涌園』に今回、一泊・大人15000円、子供10000円で泊まったのですが、小さな子供が2~3人いる若夫婦なら、老朽化したホテルに、1泊5~6万円出すのは、ちょっと二の足を踏む価格帯かと思います。
1泊1万5000~2万円という価格帯は、実は鳥羽全体では、それほど高い宿泊料ではないんですが、古い施設&サービス内容でこの価格帯では、かなり割高感を感じます。
ハイシーズンになると、施設・設備の古さの割に、さらに宿泊費が高くなるのがネックで、あれでは、1回訪れて、また今度もう一回行こうか、というリピーターが増えないのでは?と感じていました。
ただ、ハイシーズンではない時は、1万円でお釣りが来るような値段の時があるので、そういう時を狙って泊まってみるのは、すごくオススメですよ。
ご興味のある方は、下の方に宿泊レビュー記事にリンクをはっているので、もしよかったら、そちらの記事も併せてご覧ください(^o^)
プール、プライベート・ビーチ、アスレチック広場、パター・ゴルフ、釣り、など、すべてホテルから出ることなく遊べるので、子連れ家族旅行や、じぃじ・ばぁば&孫の旅行、三世代旅行には、超便利な宿です。
平日にお休みが取れる方なら、おトクに泊まれるプランがきっとありますので、探してみてくださいね。
【ホテル鳥羽・小涌園★宿泊レビュー】(別ウィンドウで開きます。)
【その1】3世代旅行の宿泊先検討から、実際に予約を完了するまでの顛末
【その2】送迎バスでホテルに向かい、チェック・インしたお部屋
【その3】宿泊したお部屋の、設備・アメニティ関係レビュー
【その4】ホテル内レジャー施設&子供の遊び場レビュー
【その5】夕食バイキング・レビュー
【その6】客室からの日の出と、朝食バイキング・レビュー
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