こどもと歩く大阪散歩ノート

『天王寺七坂』のひとつ『逢坂(おうさか)』を通って、『四天王寺』→『一心寺』→『安居神社』をめぐる、街歩きレビュー。

ラストは、大阪市天王寺区にある『安居神社』のご紹介ですが、ちょっと長くなるので、記事を前編・後編の2つに分けてご紹介します。

今日は、『逢坂』のご紹介と、『逢阪』と 『四天王寺』『一心寺』『安居神社』の位置関係と、その高低差について(ついでに『大阪ワンダーループ』のお話)です。

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逢坂(おうさか)とは

『四天王寺七坂』というのは、大阪市中心部にある上町台地の西側から下っていく、古くからある7つの坂の一つです。

今回の街歩きで行き来した、『四天王寺』前から西方面に向かって走る国道25号線の道路が、そのまま『逢坂』になります(詳細は、後ほど、分かりやすいよう古地図も使ってご説明します)。

まずは視覚的に体感できることを、実際に写真でご紹介します。その後、実際の高低差を、グーグル・マップや国土地理院のデータを使ってご説明します。

まずは、『四天王寺』西門前(標高・約18.3メートル)からスタートです。

 
西門前から、まずは、南北を走る谷町筋を横断します。左を向くと、南側には、『あべのハルカス』が見えます。

『四天王寺』から、阿倍野駅・天王寺駅までは、少し遠くて、徒歩10分位かかります。

旅行で来られて、『四天王寺周辺』と『阿倍野&天王寺』間を移動されるなら、 10~15分ほど時間を見ておいた方がいいですね。

谷町筋の、この『四天王寺前交差点』の標高は、約18.5メートルです。

谷町筋を横断したら、25号線沿いに『一心寺』方面へ、てくてく歩いて下っていきます。

『一心寺』の屋根の向こうには、新世界の通天閣が見えます。

谷町筋を横断したら、25号線沿いに『一心寺』方面へ、てくてく歩いて下っていきます。

25号線の、『一心寺前交差点』の標高は、約14メートル、『一心寺』境内・本堂前の標高は、約12メートルです。

『四天王寺』西門前から『一心寺』前まで、徒歩2~3分の距離で、約4メートルの高低差がありました。

振り返ると、写真中央奥に、四天王寺の五重塔が見えますが、そこから、ゆるやかですが、目視でも分かる高低差があります。

この『逢坂』は、Wikipediaの情報によると、『近代以前は馬車馬が音をあげるほど急な坂だったと伝えられ、道も狭く、事故多発地点だった。』そうなんです。

転機になったのは、明治9年(1876年)。逢阪から少し南にある、『茶臼山観音寺』のご住職さんが寄付を集めて、急だった坂を切り崩して、緩やかにする工事を行い、今のような緩やかな坂になったんだとか。

一心寺前交差点にて、西方面を撮影。写真向かって左が『一心寺』、右手奥にこんもり木が見えるのが『安居神社』です。

一心寺前から西方面を見ると、四天王寺から一心寺までの坂よりも、さらに傾斜のある下り坂が続いていることが分かります。

緩やかとはいえ、平坦な場所が多い大阪平野の中にあっては、かなり長い区間に渡って高低差のある坂道です。
 

『一心寺』の筋向い、25号線(逢坂)沿いの『安居神社』前まで、やってきました。

神社の敷地入口の標高は、約10メートルです。

『一心寺』前から『安居神社』前まで、徒歩1分前後の距離で、約4メートルの高低差がありました。

と、ここで、『安居神社』前の写真を撮っていたら、ゴージャスすぎる観光バスに、視界を遮られました。

運行開始スタート3か月のバス『大阪ワンダーループ』に遭遇

今年2016年3月から運行開始したばかりの、大阪観光周遊バス 『大阪ワンダーループ』です。

テレビでは見たことがありますが、実物は初めて見ました。

二階建てのオープントップ・バスになっていて、一階に窓がほとんどないのですが、二階のみが座席になっています(夏場どうするんでしょうね・・・?(大汗))。

主に外国人さん向けのバスで、ガイドブックを買ったら、キタ(梅田)、ミナミ(難波)、アベノ(阿倍野・天王寺)の観光スポットを、周遊しているバスが、24時間乗り放題になるみたいです。

ガイドブックは、3000円もする(「も」とか言ってスミマセンwww)んですが、総額10万円相当のクーポン(!)が付いているそうです。

3000円の本に、使いきれないほどの10万円相当のクーポンを付けたら、みんな喜ぶだろう、という下品かつ庶民的な発想と、あっけらかんとしたサービス精神が、いかにも大阪らしいですね(笑)

もっとちゃんとしたバスの写真を・・・と思ったのですが、逢坂の下り道を、颯爽と走り去って行きました。

現在1日10便運航されているそうなので、たまたま出会えてラッキーでした♪

ナンバープレートが『8888』だったのですが、これは別に『その筋の人』所有の車という訳ではなく(笑)、多分、中国系のお客さんを意識しているんだろうと思います。

私は昔、少しだけ香港に住んでいたのですが、香港では『8』という数字、特に『8』のゾロ目は、縁起がいいと、ものすごく人気があって、特に『ぞろ目』や『8』のナンバープレートの車は、お金持ちの象徴でした。

『ワンダーループ』は、2台で運行していて、『南海バス』と『緑風観光』が、それぞれ受け持っていますが、私が見たバスの左後輪の後ろには、『南海バス』のロゴが入っていました。

2台とも、デザインも、ぞろ目のナンバープレートも同じみたいですが、いつか、『緑風観光』バージョンのバスにも、出会ってみたいものです。

逢坂の『四天王寺』から『安居神社』の高低差についての総括

ちなみに、この日歩いたルートを、1691年の古地図【新撰増補堂社仏閣絵入諸大名御屋敷新校正大坂大絵図】に当てはめると、こうなります。

(資料引用:所蔵地図データベース

ちょっと見えづらいんですが、赤い印をつけたところが、今日の記事のキーワードです。

上から『西門』『安井天神(安居神社)』『一心寺』、そして歩いた道の延長線上、一番下に『逢坂』の文字が見えます。

古地図に当てはめてみると、改めて歴史を実感するというか、臨場感が増すというか、とにかく感慨深いものを感じます。

では、まとめとして、ここからはこの日歩いた逢阪を、数字で見てゆきます。

各数値については、ネット上で公開されている、グーグルマップAPIや、国土地理院のデータを利用させていただきました。

まず、四天王寺西門前から歩道を通って、安居神社前まで、高低差は約8メートルでした。

なお、歩道を歩いた距離は約297メートル、かかった時間は徒歩・約4分。

(参考&引用:地図蔵『地図で距離測定』

四天王寺、逢坂、茶臼山周辺の全体的な高低差は、以下のようなイメージで見ていただけると分かりやすいかと思います。

白 → 赤 → オレンジ → 黄色 → 緑 → 深緑の順で、標高の高さが表されています。

南北を走る谷町町筋周辺が、標高20メートル越えなのを境に、西に向かってだんだんと、標高0メートルに近くなっていきます。

『安居神社』は、ちょうど上町台地の西端の斜面の中腹あたりにあるのですが、戦国時代よりもはるか昔には、少し先にある松屋町筋から西、難波あたりまで海だったみたいですね。

次回の記事は、『安居神社』の境内をご紹介するのですが、大昔、『安居神社』は海辺近くの神社だった、ということを、ちょこっと頭の隅に置いておいていただけると、また違った感じで、バーチャル街歩き体験をしていただけるのではないか、と思います(^o^)

なお、地震や夏の水害が増えてきた昨今、津波や洪水での浸水箇所をご心配の方もおられると思います。

今回、データを取るのに使わせていただき、引用元としてご紹介した上記のサイトは、自宅周辺や、旅行先の標高をピンポイントで調べることができて、とても便利です。

ほかにも、検索すれば、ネット上に色んなサイトがあるので、一番見やすく操作しやすいと感じたサイトで、標高を調べて日ごろの避難計画の参考にしてみるのもよいと思います。

ということで、次回は、真田幸村・最期の地『安居神社』をご紹介します。

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