大阪市東淀川区の神崎川にかかる鉄道橋『新神崎川橋梁』がなくなってしまう、という情報を、先日ネットで見かけました。

この橋の橋脚のレンガ積みの円柱部分は、なんと140年以上前に作られた日本最古級の橋脚の一部なんだそうで、仕方がないこととはいえ、少し寂しい気持ちになりました。

そして、そんな歴史的価値のある鉄橋だったとは知らず、今回すごく驚いたと共に、ブログ記事に残しておきたい、という想いにかられました。

今日の記事は『新神崎川橋梁』 と、現在建設中の新しい高架工事の進捗状況の二本立てでお送りします。

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『新神崎川橋梁』のある風景を心に残しておきたい個人的な理由

まず、特に自分の地元でもない橋に、なぜ思い入れを持っているかという理由なのですが、この場所は、家族ぐるみでお付き合いのある友人家族たちと、うちのチビが小さなころからいつも遊んでいた場所だからなんです。

チビがここで遊んでいる風景を思い浮かべると、必ず背景の『新神崎川橋梁』もセットになっている、思い出深い場所です。

川沿いの道なので、人が通る時は退かないといけないので、バトミントンとか、キャッチボールとか、縄跳びの練習ぐらいしかできないのですが、小さな子供には十分すぎる遊び場でした。

私は毎回、上の写真の位置から、子供たちを見ていたのですが、この橋脚が、そんなに歴史的価値があるとは知りませんでした。

むしろ正直、「阪急電鉄ってお金持ちなのに、どうして橋脚の形がチグハグなのかな~」と思っていました(笑)

パッと見、今ある材料を寄せ集めて、積み木方式で応急処置した風にしか見えないですからねwww

ただ、元々レトロなものが好きなので、「なかなか風情があっていいな~♪」とも思っていまして、歴史ある橋が取り壊されるのは残念ですが、きっと私達の記憶の中にずっと残り続ける風景だと思います。

『新神崎川橋梁』とは?

この度廃止になった『新神崎川橋梁』は、阪急千里線・下新庄駅と吹田駅の間の神崎川にかかる鉄道橋です(地図は後ほどご紹介します)。

ちなみに、去年2017年の11月に既に仮線切替工事が行われ、『新神崎川橋梁』は今現在はもう使われていません。

(そして、友人情報によると、現在既に取り壊し工事が始まっている模様・・・)

上の写真は、数年前に撮った写真で、まだ『新神崎川橋梁』を電車が通っている時のものです。橋梁の奥に一段高い橋が見えますが、これが仮設の橋で、現在上下線ともこちらの仮の橋を走っています。仮線を下り電車が走っている様子はこちらです↓↓

今回話題にはなってませんが、『新神崎川橋梁』の一番手前に見える橋脚も、かなり古いレンガ造りで、私的にこの角度から橋を見るのがお気に入りでした♪

チビは、レンガの橋脚ではなく、至近距離に走って来る阪急電車を見るのがお気に入りで、二人でよくここに佇んでいたのも、今となっては楽しい思い出です。

余談ですが、円柱部分上に逆ハの字に立っている架線柱も、下の円柱ほど古いものではないですが、大正10年に作られたものなんだそうですよ。

阪急電車は、車体が美しいことで有名で、上の写真を見ていただけると、なんとなくお分かりいただけると思うのですが、周りの風景が車体に映り込むほど常にピカピカです。

その特徴的な車体の色は『(阪急)マルーン』と呼ばれているのですが、塗装が四層構造になっていて重厚感があり、晴れの日でも雨の日でも輝いていて、とっても素敵なんです。

去年2017年には、阪急電車の絵を描くのが好きな人向けに、数量限定で阪急マルーン専用色入りのクーピーペンシルが発売されたほど、なかなか再現できない個性的な色なんですよ。

われらが近鉄の車体も、昔は「近鉄マルーン」と呼ばれる、阪急みたいなエンジ色の塗装だったんですが、近年、違うデザインの車体になってしまい、個人的に非常に残念に思っています。

ちなみに、『新神崎川橋梁』の場所は、下の地図で下新庄駅から上(北)に伸びている線路が、神崎川を渡る辺りになります。

この橋を含めた千里線の路線は、元々、官営鉄道(今のJRや国鉄の前身)の東海道本線だったのですが、東海道本線の路線変更に伴い、大正10年に北大阪電鉄に路線ごと払い下げられ、現在の阪急電鉄千里線になっているんだそうです。

こうして最初にこの橋ができて以来、2017年11月までの141年間、円柱の橋脚は使われ続けていたんですね~。

阪神大震災の時、ここ北摂は大阪の中でもかなり揺れが大きかった場所なのですが、それでもびくともしなかったということですし、かなり頑丈な造りなんだろうと思います。

明治9年に作られた円柱ということは、世界遺産の富岡製紙工場ができた明治5年とそう変わらないように思えるので、人知れず壊されてしまうのは、もったいないような気がしないでもないです。

とはいえ、取り壊された後、ここに最新の技術で作られた高架の鉄橋が出来上がると、もう水害の心配も地震の心配もしなくていいので、ここは素直に喜んで、古い橋には「長い間お疲れ様でした♪」とねぎらいの言葉を掛けたいと思います♪

最近の淡路~下新庄間の立体交差工事について

『新神崎川橋梁』のあるこの地域は現在、阪急淡路駅の立体交差工事や、JRおおさか東線という新しい路線の新設などで、街の風景が激変しつつある地域です。

写真の前方の方に小さく見えている陸橋は、東海道新幹線のものなのですが、今までは新幹線が阪急電車の上を横切っていました。

現在の工事は、新幹線の上を阪急京都線と阪急千里線が超えていく二階&三階建ての陸橋を二つ作っているので、スケールの大きな大工事になっています。

以前、もうすぐなくなってしまう光景ということで、2016年に淡路の踏切について取り上げた時の写真の時と比べると、柱だけだったのが二階部分が完成しつつありますね。

2016年当時の写真

2016年の記事はコチラ『あと数年で、なくなる光景★阪急・淡路~下新庄間を、歩いてみました。』

「2016年から今までで進んだ工事が、たったこれだけ?」と思われる方も多いかもしれません(実は正直、私もそう思っていましたw)。

これは、仮線を作らず既存の路線はそのままに上に直接高架を作っていく『直上高架方式』という工事方法が採用されているためだそうで、かなり高い技術を結集した工事なんだそうですよ。

『仮線(別線)方式』が用地買収の交渉などで、どれほどの時間や予算をとられるか不透明なことを考えると、『直上高架方式』はたとえ工期が長かったとしても、コスト面や時間管理面を予測&コントロール可能な分、特に住宅密集地においては有効な方法なのかもしれません。

実際この工事が行われている近くに新設中の『JRおおさか東線』は、北部地域の用地買収が難航したため、多大な時間的ロスを強いられ、計画が10年近く後倒しになってしまっています。

去年12月に友人宅を訪れた際に、三階部分が既に出来上がっている部分と、これから三階を作る部分の境目を写真に収めてきましたが、すごい高さです。

ちなみに、3階部分は淡路駅付近で約 30メートル、東海道新幹線の線路の上を超える2階建て部分は約15~20メートルの高さになるそうですよ。

この流れで行くと、神崎川にかかる橋も15~20メートルの高さになるかと思うのですが、前出の『新神崎川橋梁』については、さすがに橋の上に直接高架を作るのはムリなので、仮線(仮橋)が作られています。

この春にも(ってもう春ですよね!) 友人宅を訪問する予定にしているので、また進捗状況をチェックしてきたいと思います♪

以上、下新庄の『新神崎川橋梁』と、高架工事の風景でした♪

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コメント

  1. おはようございます。。

    現在はもう使われてなくて、別の方法での活用案もなさそうで、それ以上にかなり古い建造物となれば、とりこわしもしかたがないとも感じるんですけど、とはいえ、もったいないイメージですね^^

    高速の橋梁が倒壊するイメージがのこる、あの阪神淡路大震災をも無事にのりこえてるなんて、すごいとも思いますし。。

    こうして画像でみても、レンガ積みの部分はレトロ感たっぷりで、情緒もありますよね~♪

    とにもかくにも、こういうことなどかキッカケで、自分たちの知る街の様子って変化していくんだと、あらためて感じました^^

    それにしても、住宅密集地での工事は、さまざまな面で、タイヘンそうです。。

    • そうなのです。

      まさにコスモさんのおっしゃるとおりで、他に活用の場もなく置き場もないため壊されるのも致し方ないけど、残せるなら残したいなぁ~というのが大方の意見のようです。

      個人的には、京都鉄道博物館あたりが引き取ってくれたら嬉しかったんですが・・・

      住宅密集地での制約の多い工事なので、新しい橋の完成まではもうしばらくかかると思います。

      この橋がなくなったら、風景がガラリと変わると思うのですが、寂しくもあり、でも楽しみでもあり複雑です。

  2. こんにちは!

    >パッと見、今ある材料を寄せ集めて、積み木方式で応急処置した風にしか見えないですからねwww

    じっくり見てもそんな風にしか見えませんww

    それにしても、えらい工事をやってるんですね。

    3階部分を走る列車の景色は最高そうですが、ちょっと怖そうですね。

    こうやって風景の移り変わりを感じるのはなんかよい感じですね。

    • こんにちは♪

      >じっくり見てもそんな風にしか見えませんww

      やはりそうですかw
      うちの子がプラレールで鉄橋を作っていた時、よく足りない橋脚をレゴで適当に作ってましたが、まさにそんな感じの手作り感満載の橋脚で、よく地震や水害で壊れなかったなと思いますww

      >3階部分を走る列車の景色は最高そうですが、

      3階部分は一番高い所で、ビル8階建て相当の高さになるそうで、見晴らしは抜群だと思いますが、高所恐怖症の方はもしかしたら怖く感じるかもしれません。 次訪れた時、工事がどれほど進捗してるか楽しみです♪

  3. スティーヴィー・よんだー

    風情のある橋梁ですね~

    電車が通っている画像なんか最高の画だと思います。

    できることなら残してほしいものですね。

    でも、それは無理なことなのでしょうから・・・ しっかりカメラに収めてあげてくださいね^^

    • よんだーさん、こんばんは。

      >電車が通っている画像なんか最高の画だと思います。

      確かに鉄橋は、橋そのものも美しいですが、電車が通っているとより風情があるというか、ローカルっぽさが出て、私も大好きです。

      実はこの場所は、橋を電車が通るのを撮影する人に人気の場所で、だいたい誰かが三脚を置いて電車待ちをしているスポットなんです。

      人気の電車が通る時は、何人もカメラを持った人がいることも・・・

      できれば、何らかの形で鉄橋は残してほしかったですが、仕方のない事なので、記録と記憶としてしっかり残しておきたいです♪

  4. こんにちは!
    雰囲気かわりましたねぇ~。
    新年度に入って気分一新ですね。

    日本語なんでこれなら迷わずコメントできるww

    • たたとあさん
      ありがとうございます!

      移行が終わって、ホッとしてたら
      すぐにコメントが入ったのでビックリするやら嬉しいやら・・・

      そして、せっかく一番にコメントいただいたので
      移行初日記事のコメント一番乗りになっていただきたくw

      私の勝手な判断で、入れ違いで投稿した移行初日記事に
      たたとあさんのコメントを移させていただきました。
      (が、もし差し支えありましたら、すぐに修正させていただきます!)

      どうもありがとうございました!

コメントありがとうございます!