子供と歩く大阪散歩ノート

先ほど、3つも台風が来てるとニュースで見ました。北海道・関東・東海・北陸の方は、どうぞお気をつけくださいね。

その昔、映画『パーフェクト・ストーム』を見た時に、「台風3つも、いっぺんに来るわけあるかいな!」と突っ込んだ記憶がありますが、本当に3つ一度に来ることってあるんですね。

今年は台風が少ないな~と思っていたら、こんなことに・・・。人的被害がなく、関東の水不足が解消する程度の、恵みの雨だけで済むようお祈りしています。

さて、今日のブログネタ。 少し前の話ですが、全国高校サッカー選手権・大阪大会(予選)で、大阪学院大高が、顧問のミスで開会式に出られず、棄権扱いになってしまった件です。

保護者達が嘆願書を出すのなんの、という話になっていたので見守っていたのですが、どうやら、このまま棄権を受け入れるようですね。

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開会式の日を勘違いしていたとか・・・(汗)

大阪学院大高は、今年の『大阪高校春季サッカー大会』で、悲願の初優勝を飾ったチーム。

今年の春に、新しい監督が就任したばかりで、選手たちも、ニュースの言葉をそのまま借りると、『豊富な運動量で相手チームを翻弄するハードワークが持ち味』なんだそうで・・・

この春の優勝の勢いでそのまま頑張ったら、今回棄権扱いになっちゃった大会も、どうなっていたか分かりませんでしたよね。

別に私は関係者でもなんでもないですが、うちも男の子がいるので(運動神経激悪ですがwww)、全然他人事とは思えないです。

特に3年生選手のことを考えると、可哀想で可哀想で・・・。

選手達には、あまりにも気の毒で救いのない出来事でしたが、浪速のお節介BBAは、どうしてもエールを送りたくて、急遽記事ネタに取り上げました。

(写真&データ引用:産経WEST『大阪学院大、悲願の初V 2位履正社とともに全国高校総体へ』

いつか『人間万事塞翁が馬』と笑える日が来ますように

このニュースを聞いて思い出したのは、阪神タイガースの金本監督が、高校球児だったときの話。

「で、結局、阪神タイガースの話に持っていくんかよ!」 と、怒られそうですが・・・

広陵の野球部の顧問(監督だったかな?)から、法政大学のセレクションの日程を間違えて告げられて、東北福祉大に進学しないといけなくなった、ショッキングな出来事がありました。

高校生といっても、まだまだ子供ですから、大人から「●月●日」と言われたら、当時インターネットもなかったので、当然そのまま鵜呑みにすると思うんです。

だから、生徒には何の落ち度もないことを思うと、サッカーであれ野球であれ、一生懸命練習してきた努力の成果を発揮する場を奪われたことは、本当にお気の毒です。

でも、あの出来事がなくて、金本が順調に法政に進んでいたら、今があったんかな?というと、誰にも分からない。

そもそも、広陵じゃなくて広島商業に行っていたら、もっと違った道を歩いていたかもしれないけど、それも、誰にも分からない。

確実に分かるのは、そういうショックなアクシデントもひっくるめて、今まで体験してきた一つ一つの出来事の積み重ねがあっての「今」しかないってことだけ。

大阪学院高のサッカー部の選手さんたちにとっては、この「今」が苦しい時期なのだと思いますし、もしこれが我が子だったら、なんと声をかけてよいのか想像もできません。

「将来きっといいことがありますよ」と言っても、「お前に俺の気持ちが分かってたまるかい!」と怒られそうですが・・・

でも、いつか立ち直る時期が来たら、この出来事を乗り越えて、『人間万事塞翁が馬』と、後々笑って、思い出話ができるように、頑張ってほしいです。

一人のミスによる他人ごとと思ってはいけない

今回のアクシデントでは、大阪学院大高の顧問が、保護者に説明&謝罪して、すごい剣幕で詰められてる修羅場が、容易に想像できてしまいます。

ただ、これを担当者だけの責任にして終わらせるかどうかで、今後、いろいろと変わってくると思います。

なぜなら、公式サイトを覗いてみると、『サッカー部員が145名』で、『顧問は4人』もいる。

ついでに言うと、『総監督と監督が一人ずつ』で、『コーチが3人』。

そして保護者の数は、少なくとも145名以上はいるとして、関係者は、少なく見積もっても合計300人以上

これらの中で、誰も、ミスに気づかないことなんてあるのかな~??

この中の何人かでも、ちゃんと、『ヤンマーフィールド長居』のスケジュール・ページ(もしくは大会の公式ページ)に行けば、8月7日(日)に開会式があることが分かったはずなんです。

組織が大きくなると、いろいろと分業化が進んで、自分の担当分野の事が人任せになるのは、やむを得ないのかもしれませんが、人は必ずミスをします。

アポの時間を間違ったり、逆に間違われたりすることって、誰にでもありますよね。

なので、ここで、ミスをたった一人のせいにして終わらせたら、非常にもったいないと思います。

これだけの大きな組織の行事ごとの管理を一人だけに任せていて、お互い関係者のミスをフォローできない体制になっているのなら、これを機会に役割分担の改革をしたら、組織がもっとよりよい方向に進むと思うのです。

そもそも、『開会式』自体が必要かどうかという話

「だれもミスに気付かないことがあるのかな~??」と、先ほど疑問を呈しましたが、大所帯の強豪校になると、レギュラーは開会式当日どこかで練習をしていて、開会式に出るのはレギュラー以外の選手かもしれないですよね。

抽選会の日に、開会式に7人以上参加しないと棄権になりますよ、という念押しがあったとのことなので、もしかして、開会式自体が形骸化していたんじゃないかな~、なんて思ったりします。

ということはもう、個人のスケジュール管理能力の問題という枠を超えて、地方予選大会に開会式が必要なのかどうか、という問題になってくるかもしれません。

開会式がなくなることで、式の場所代も、開催のための人件費も必要なくなるし、公立高校や、強豪校ではない私立校の子供達だったら、自腹で長居まで行き来してるかもしれなくて、その出費もなくせます。

この際、実際の試合開始よりかなり前なのに、あえてこの時期にとってつけたように行われる開会式が本当に必要なのか、一考する価値はあるかもしれませんよ。

(ちなみに、東京大会では、開会式がないそうです。)

私の勝手な提案ですが、抽選大会で開会宣言(選手宣誓?)を、一緒に済ませちゃうというのはどうでしょう。

日程を勘違いしていて、抽選大会に出席しなかったら、組み合わせ抽選自体に参加できませんので、それ即ち『出場の意思なし』とみなされても、誰から見ても文句なしだと思います。

【百日紅(サルスベリ)の花】猿は勿論、人間も失敗することありますよね(^o^)

よりよい方向に進むためのきっかけにしてほしい。

とにかく、今回の出来事はとても残念でショッキングな出来事で、私は文化系女子だったのでスポーツ大会とは無縁の人生でしたが、自分に当てはめてみると、センター試験の試験日を間違えた級に(間違えませんけど)、人生の一大事だったと思うんです。

開会式を忘れてたから棄権、というのは、頭では「そりゃルールだからね、当然だよ。」と理解できますが、ハート(心)が「でも、大人のミスに巻き込まれて、子供が可哀想だよ。」と、人知れずこっそり呟いてしまうんです。

悲喜こもごもだったオリンピックも、もうそろそろ終わりますね。積み重ねてきた努力を、精一杯出し切れる場に出ることができた皆さんは、幸いでした。

(って、オリンピックの試合日程を間違える人は、さすがにいないですよねwww。飛行機の手配でもたついてた国はありましたが。)

みなさん、お疲れさまでした。思いがけない結果に終わった選手もいましたが、今までの人並み外れた努力や、スポーツ振興への貢献や尽力は、みんなちゃんと知っています。

どうか、全員で、胸を張って帰ってきてほしいと思います。

あとは、あちこち話が飛んで恐縮ですが、甲子園。作新学院の優勝は嬉しかったけど、北海高校にも優勝させてあげたかった・・・

地方ネタですが、大阪のPL学園(桑田や清原の出身校)が、野球部の新入部員受け入れを停止して、一つの時代の終わりを感じたりもしました。

今年の夏は、いろいろあったスポーツ界ですが、一生懸命頑張っているスポーツ選手の努力が、報われるような環境づくりや、時代や実情にあった制度改革が、どんどん進めばいいな~と思った夏の日でした♪

●oo○ooo●  最後まで読んで下さりありがとうございます。  ●ooo○oo●
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