昨日の地震は、東北の震災の時みたいに、乗り物酔いしそうな程のゆっくり左右に揺れる地震で、「遠い所で大きな地震があったな?」と感じましたが、震度3(しかも和歌山だから、そんなに遠くなかった)。
自宅で一人でお留守番中のチビから「怖いよぉ~!」と電話が入り、取り敢えず私の母に自宅まで行ってもらったのですが、仕事とはいえ、こういう時そばにいてあげられなくて、胸がチクンと痛みました。
大阪では、『あべのハルカス』のエレベーターが安全のために停止し、展望台に行けなかった人や、展望台から階段で60→36階まで降りないといけない人がいたり、せっかくの春休み中なのに、大変だったみたいですね。
冒頭の写真は、『四天王寺・五重の塔』と、『あべのハルカス』のツーショット。そして下の写真は、『ホテル・トラスティ大阪』のビルの手前から撮影した『あべのハルカス』です。この高いビルの上にいるタイミングで、長周期で揺れる地震はキツイわぁ~(汗)
関東の方からしたら、震度3~4でこんなに大騒ぎしてしている様は奇異に映るかもしれませんが、地震の少ない関西では、これが現実みたいです。
でも、ポジティブに考えると、大きな地震でなくても不安に感じて、津波や余震を心配するその姿勢は、逆に良い傾向だと、個人的には感じました。
今日の地震で、南海トラフのイメージがなんとなくできたので、もしもの時の対応を、家族でいろいろシュミレーションして話し合う、実りある機会にしたいものです。
私も、学校で地震があった時、どこでどうやって落ち合うか(我が家は鉄筋4階建ての学校の方が安全なので、私が迎えに行くまで学校にいるように言ってあります)、話し合い済みでした。
でも、春休みや夏休みのような長期休みの時、「自宅でひとりでお留守番させている時に地震が起こった時」のことまで話し合っていませんでしたので、今回子供といろいろ相談したいと思います。
津波到達まで最短3分の場所を走る電車に配備されたマニュアル
で、「南海トラフ」といえば・・・
JR西日本が、「特急くろしお」の、白浜から新宮の間を走る車両に、パンダのイラストを使って、車外への避難方法を示した4カ国語(日英中韓)のリーフレットの配備を始める、というニュースが、先日ありました。
(写真引用:産経WEST『パンダの絵で特急の避難誘導 JR西が南海トラフ対策で』)
串本というのは、紀伊半島の先端周辺で、雄大な太平洋の水平線を楽しめる場所なのですが、ここは、南海トラフの地震発生から、わずか3分後に、高さ10メートル以上の津波が到達するという予想が出ている場所なんです。
「白浜」から「串本」、「那智勝浦」、「新宮」までの電車や道路の道のりは、 海沿いに、熊野街道やJR紀勢線が通っていて、風光明媚な車窓からの眺めが楽しめるのが、魅力の一つなんですが、地震があった際は、素早い判断と行動が求められる場所でもあります。
このニュースで私が驚いたのは、串本から新宮、という、日本人でもめったに訪れる機会の少ないツウな場所に、多国語表示の案内板が用意される程、外国人観光客が訪れている、いうことです。
中●人や●国人の人たちが、有事の際に、駅員の指示に従ってくれるかどうか未知数ですが(笑。だって飛行機のドアを勝手に開けようとしたり、機内でヨガをしないよう頼んでもやめてくれない人たちだからwww)
せっかく紀伊半島の最果てまで来てくださった大切なお客様なので、JR西日本の工夫とアイデアは素直に評価したいものですね。
和歌山・三段壁 |
あと、最後に余談ですが、昨日は、過去記事にものすごいアクセスがあったみたいで、さっきBloggerの管理画面を見て、コケそうになるほど驚きました。
南海トラフの時の、津波のシュミレーションについて取り上げた記事です。
「紀伊半島震源で南海トラフ地震があった時の津波シュミレーション」や、「大阪湾の津波シュミレーション・マップ」などご紹介していますので、ご興味のある方は、ご参考にどうぞ(記事(別窓でオープンします))。
コメントありがとうございます!
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