さて、大手口桝形の第二の門『櫓門』から入ると、しばらくは道なりに進んでいくことになります。
何度も曲がりながら、下の写真に引いた赤い線の道を進んでいきます。
(写真はWikipediaより)
なんかマウスで書いた赤線の経路の線が汚くてすみませんw
赤線のとおりに進んでいった先に、内堀を渡って本丸に入る門『桜門』があります。
写真右端、半透明の赤丸を入れたところです。
大阪城桜門前・豊國神社など
さて、桜門前までやってきました。豊臣秀吉がご祭神の豊國神社(ホウコクジンジャ)があります。
出世開運のご利益があるそうですが、いつもお参りしている私は人生負けっぱなしですw
ここ(写真右端辺り)には以前売店があって、チビがここで桜を見ながらソフトクリームを食べるのを楽しみにしていました。
下は鳥居の内側から2018年に撮った写真です。左側に売店がちょこっと見えます。
この日は清々しいほどに誰もいなかったので、パノラマ写真を撮ってみました。
写真左手の『桜門』の辺りはゲーム『ポケモンGO』のレアポケモンが湧きやすいスポットとしても有名で、ここは観光客とゲーマーでいつも賑わってます。
この場所の『桜門』は徳川の大阪城再構の際に作られたのですが、明治の大火で一度焼失してその後陸軍によって作り直されたものです。
桜門の周辺には巨石が6つも
さて内堀を渡る橋の先の本丸入口『桜門』、ここにきてやっと大阪城が近くに見えてきました(門の中にチラリと屋根が)。
『桜門』の両サイドに見える大きな石は、『龍虎石』。
ちょうどジョギング中の男性が門の中に入っていったので、距離感やスケール感が分かりやすいですね。
『桜門』をはさんで右側の石が『龍石(城内大きさ10位)』、左側の石が『虎石(城内大きさ11位)』。
雨が降ると、石に龍と虎の模様が浮かび上がるという伝説があり、その名が付いたと言われています。
(伝説であって、現在、実際に浮かび上がった様子は見られません。)
さて、そろそろ『桜門』から本丸エリアに入っていきます。
ここも『大手門』と同じで、門から見えるように奥に巨石が配置されています。
これが大阪城内で最大の巨石、『蛸石』です。
城内巨石ランキング一位の『蛸石』
私の指と自転車が映り込んでしまってますが…w
大きさは縦5.5m×横11.7m(約60㎡)、畳36枚分だそうです。
『金城聞見録』という古い本に挿絵が残っていますが、龍と虎が浮かび上がる桜門の奥の石に蛸の絵があります。
このタコが『蛸石』の名前の由来だそうです。
(画像転載元:一般財団法人人文情報学研究所)
挿絵によると、ここも大手門の桝形と同じく2つの門が直角に配置された桝形構造だったようですが、現在第二の門や門の上の多聞櫓はありません(明治の大火で焼失)。
上の写真では肝心の蛸が私のチャリの日傘で半分隠れてしまっているので、素材写真集から写真をお借りしてきました。
(ゆんフリー写真素材集より)
写真中央あたりに横向きに泳ぐ蛸のような模様が見えるのですが、これは鉄分が浮き出てきた模様だそうです。
写真を撮っていると、小さな女の子が走ってきて映り込みましたが、女の子の後ろの台形の岩は『烏帽子岩』と呼ばれています(巨石ランキング外の石)。
この『蛸石』の左手には、『基盤石(城内大きさ6位)』『振袖石(城内大きさ3位)』『四番石(城内大きさ9位)』があるのですが。
あろうことか、この3つの石の写真撮るのを忘れてました(汗)
3つの巨石の周辺は木が生い茂っていて暗いのでどこかよい撮影ポイントを、と思いながらそのまま先に進んでしまい…w
なんか3つの巨石の写真がなく中途半端ですが、この『桜門』周辺には大阪城の巨石ランキング上位の石が6つも集中して配置されています。
特に門から入ってすぐの『蛸石』は、あまりの大きさに見上げて「ほぇ~っ!」となること請け合いので、大阪城を訪れることがあったらぜひここは必ず立ち寄って下さい♪
大阪城の巨石たちはどこからやってきたのか
徳川幕府が大阪城を再興した時には、建設作業を各大名たちに割り振ったそうなんですね(俗にいう『天下普請』)。
もちろん費用は各大名持ちの自腹ですw
『蛸石(城内大きさ1位)』
『振袖石(城内大きさ3位)』
『基盤石(城内大きさ6位)』
『四番石(城内大きさ9位)』
『龍石(城内大きさ10位)』
『虎石(城内大きさ11位)』
これら桜門周辺の巨石6つは全て岡山藩の普請担当エリアにあり、備前(現在の岡山県)・犬島や沖ノ島から切り出されてきたものと言われています。
岡山県は良質な花崗岩の産地で、現代でも石垣の補修の際は犬島から石を取り寄せてるそうです。
なんかもう、「石ならうちに任せなさい!」感がすごいですねw
ちなみに、前回ご紹介した大手門桝形内部の3つの巨石は熊本藩の担当エリアで、石は讃岐(現在の香川県)・小豆島から切り出されてきたと伝えられています。
備前や讃岐で切り出された石は、船で運ばれたそうです。
普請は、各大名が(正確には各藩が地元から連れてきた職人さん達が)藩のプライドをかけて自分たちの持ち場(丁場)の作業にあたったといわれています。
ここでいい感じにお金を散財させることで、徳川幕府は大名たちの財力を弱めることに成功したんですね。
そして「徳川め上手い事やりやがって…」とか考えながら『蛸石』の前の道を右に抜け、ついに、やっと、いよいよ、大阪城本丸までやってきました。
次回、大阪城本丸編です♪
↓今日の記事↓
コメントありがとうございます!
赤線…わかりやすくてよいですよ♪
私なんて、そもそも線を書こうと思いませんからw
豊國神社って大阪城の中にあるんですね。。
出世開運のご利益…一発大逆転がきっとまっているのです♪
良い写真をと思いつつ撮り忘れはあるあるですね。
3つの石の撮影リベンジ待ってます(* ´艸`)
たたとあさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
赤線、また後日登場しますw
豊國神社は今は大阪城内にありますが
昔は少し離れたところにあったそうです。
なので本殿とか鳥居とか割と新しいんですよ。
一発大逆転を狙ってこれからも
お参りし続けようと思いますwww
3つの石、機会を見てまた撮りにいきたいです♪
こんにちは。。
出世開運のご利益、、お参りされていらっしゃる方がみなさん叶えてしまうとは、ちょっと考えにくい気はします(;^ω^)
無事に、こうやってお参りができていることが、もしかしたら一番のご利益かもしれないですね♪
次回はお花見しながらソフトクリームでしょうか(^^♪ もし楽しみがつくれれば、それだけでも日々生活する糧ができるとおもいます。。
身の程を知ることができることで、出世や開運、あとは勝ち負けの基準は、人それぞれ違ってくると思います、私自身に対しても言えることです(#^^#)
蛸石さんのスケール感、ハンパなさそうですね~♪
なるほど、このような巨石たちを、それぞれの大名持ち出しでおさめさせたのですか。。大名行列もそのようですけれど、ときの権力者である幕府、することがえげつないですね。。今の時代でたとえると、中国共産党さんがされていることと似ているような(+o+)
コスモさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
>無事に、こうやってお参りができていることが、もしかしたら一番のご利益かもしれないですね♪
確かに…。改めて考えてみると
この年まで元気に生きてるのが
もうすでにご利益な気がしてきました。
>出世や開運、あとは勝ち負けの基準は、人それぞれ違ってくると思います、
よくよく考えるに
花見をしながらアイスを食べていられる
平和な日本に生まれたこと自体がもう
強運な感じがしなくもないですよね…。
そう考えると気持ちが軽くなりました\(*>0<*)/ どこの国でもお上の鶴の一声というのは 抗いがたいものがありますね。 冬のオリンピックとかどうなるんでしょうね…。
こんにちは。。コメありがとうございました(#^^#)
そうなんですよね、こういう系の鎮痛剤処方の際には、併せてのむようにと胃薬もつきます(;^ω^)
病院の先生も飲みすぎ注意と言いますし、かなり強烈なんでしょうね(汗。。
こういう処方薬、もし余ったら薬局とかに返したほうがいいとは聞くのですが、私はそのようなことは、したことがありません(;^ω^)
そして、期限をきらすことになります。。。
実は左ひじ痛はいまだに引きずっています。。
日常生活の最低限の使用はどうしようもありませんし、あとはトレーニングを少し休止しても、再開してまた痛み出す・・・、この繰り返しで、ほどほど困ってます。。
日常にも少なからず差しさわりがありますし(--〆)
コスモさん、こんばんは。
鎮痛剤、コスモさんも
胃薬出してもらう派でしたか。
ボルタレンとかロキソニンって
内臓に来ますよね…。
余ったら返すの推奨なんですか!
これは聞かなかったことにしますw
でも、ストックしてても結局
期限切れてしまったりするんですよね…。
ひじの痛み、また残ってるんですか。
毎日必ず動かす部分ですからね。
これから寒くなってきますので
どうぞお大事になさってくださいね。