マイナポイントが２００００円分失効しますというメールにご注意を

ある日父から、「１１月末で失効しそうなマイナポイントが２００００円分あるらしいんやけど、どうやってもらったらええやろか」と質問されました。

ちなみに、１１月下旬のことです。

話を聞いて「あれっ？」と不審に思いました。

なぜかというと、うちの親はポイントのもらい方がわからなくて、区役所に行って窓口で手続きをしてもらったからです。

メールアドレスも登録していないし、ネットにあるマイナポータルのサイトにも接続したことがありません。

それにマイナポイント事業というのは、延長に延長を重ねたのちに今年の９月末ですべて終了したはずなんです。

実家に行って『マイナポイント事務局』からのメールを見せてもらうと、作り込んだ感じのHTMLメールでした。

↓ちゃんとこういったロゴやら説明書きの画像もメール内に入ってるんです。
　（下の画像は総務省ＨＰからお借りしてきたものです。）

ところが、差出人の『マイナポイント事務局』の詳細を表示させてみると、政府機関ではないドメインのアドレスになっています。

ドメイン部分だけコピーして検索してみると、一般の通販サイトでした。

メールの一番最後の２００００ポイントを貰うバナーのアドレスを表示させてみると、これまた全然違うドメインのアドレスです。

こりゃ詐欺確定やなということで迷惑メール報告をして、父にはマイナポイント関連のメールには一切関わらないように伝えました。

最近のメールソフトってすごく進化していて、ひと手間かけないと差出人のアドレスやリンク先ＵＲＬが表示されない（HTMLメール）のですよね。

あれは便利だけど、偽装が簡単にできてしまうので厄介だなと思いました。

個人レベルで政府機関からメールがくるというのは、例えば国税局のｅＴＡＸ関連や、コロナの時の持続化給付金事務局などでしたが、いずれも『go.jp』ドメインからメールが来ます。

ちなみに、大阪独自のクーポン券やプレミアム商品券からのメールは『lg.jp』のサブドメイン『osaka.lg.jp』からメールが来ています。

『go』は『goverment』、『lg』は『local goverment』なので、単なる『JP』や『com』ドメインからのお金にかかわるメールには注意するように親には伝えておきました。

…が、『ドメイン』というものからの説明だったので、本人が理解してるかどうか不安しかありませんｗ

（ちなみに本人「よっしゃ！分かった！」と笑顔で力強く返事してましたｗ）

後で検索してみると、同様の事例が沢山あって、しかも２年位前からある古典的？な手口であることがわかりました。

最近は、「もらい忘れてるから期限切れますよ」的なバリエーションが加わってきてるみたいですが、本当にやり口が巧妙です。

ちなみに、実際にわざとひっかかる寸前までリンク先の入力画面まで進んだ猛者の記事も見ましたが、最終的に個人情報やクレジットカード情報が取得されてしまう手口でした。

私が思うに、ポイントなんか配るからこんな詐欺が横行してしまったのではないかと、政府に八つ当たりしたくなるのですがｗ

しかも来年秋からは、紙の保険証が廃止になってマイナンバーカードに一本化されることが決まりました。

今年のある日の朝、大阪市内の一部地域で大規模な停電があったんですが、その時病院が診療業務をストップしたんですよね。

停電でシステムが動かなくなって電子カルテが出せなくなったからなんですが。

停電とかシステム障害とかでマイナカードの読み取り機がストップして、病院の業務がストップする可能性とか政府は考えてるのかなぁと心配になりますｗ

…が、自民党も今それどころじゃないのでしょうし、来年の秋も同じ内閣かどうかも怪しいので、誰が貧乏くじを引くのか今から気になりますｗ