先週、残業続きにつき、頂き物のレトルトカレーが夕食に登場しました。
頂き物のレトルトカレー、その名は『十勝幸福行ビーフカレー』
『十勝』と『幸福』という地名が、10勝して幸福になれそうな
非常に縁起のいいネーミングで、ゲン担ぎにピッタリなカレーです♪
『マルハニチロ』から主に通販で発売されているレトルト製品で、北海道で育った牛肉や、北海道産の野菜で作られた、ご当地カレーなんです。
『北海道加工食品フェアー優秀賞』を受賞したこともあったり、スーパーのレトルト・カレーよりも少しお高めだったりで、期待に胸をふくらませ実食したのですが。
可もなく不可もなく、何か特筆すべきこともなくフツーのレトルトカレーでした(笑)
しかし!
『フツーのカレー』を、決して侮ることなかれ!!
飽きがこなくて、しつこくもなくむしろマイルドで、具が大きくてゴロっとしているのって、なんだか『おうちカレー』みたいでお母さんが作ってくれたカレーのような【安心感】があります。
それを証拠に、うちのチビから2袋目のおかわりのリクエストがありました。(2袋しかないのにw)
夜食にも食べられそうな位マイルドなお味なので、今の時期ならゲンを担ぐ『受験生さん』にもオススメです。
『普通』って、あんまり褒め言葉に聞こえないかもしれませんが、家庭で食べるカレーに関して、『普通』とか『いつもの』という感覚は重要ですよね。
お子さんに出す時は、「十勝って漢字が、なんか常勝できそうで縁起いいよね♪」とか、素晴らしい未来を連想しながら出してあげてください。
十勝花子さんとか連想して吹いてしまわないよう、くれぐれもお願いします。
ちなみに、この緑のパッケージは『中辛』なのですが、小学生の我が子が気に入ってしまい、2つ(1人1個)しかないのにお代わりをせがまれて、私のカレーを少し分けてあげる羽目に・・・
(私の残りご飯は、仕方がないので生卵をかけて食べました(笑))
幸福駅ってほんとにあるの?どんな駅?
で、『幸福』の駅ってどんな駅?ということなのですが、今は廃線になっている旧国鉄の駅で、今は観光地化されているんだそうです。
幸福駅(こうふくえき)は、日本国北海道(十勝支庁)帯広市幸福町にあった日本国有鉄道(国鉄)広尾線の駅(廃駅)である。
広尾線の廃線に伴い1987年(昭和62年)2月2日に廃駅となった。
駅名の縁起の良さから乗車券や入場券などで有名であり、廃止後も観光地として整備されている。 <Wikipediaより引用>
ちなみに、地名の由来って何なんだろうってすごく気になったのですが、ウィキペディアによると、下記のような歴史が背景にあるんだそうです。
近隣を流れる札内川は、広大な河原のわりには水量が少ない。そのためアイヌ語で「乾いた川」を意味する「サツナイ」と呼ばれていた。1897年(明治30年)、福井県大野から集団移住が行われ、入植者によって拓かれた村には幸震の字があてられた。「ナイ」に震をあてたのは、地震のことを古語で「なゐ」と呼ぶためである。しかし難読であるため、次第に音読みで「こうしん」と呼ばれるようになった。その後、幸震には福井からの移住者(「福井団体」という)が多かったことにちなみ、集落名が幸福と改められた。 <Wikipediaより引用>
・・・と、なんか複雑で最後まで読んでられないのですが、つまりは
(1)「サツナイ(アイヌ語)」
↓
(2)本州からの入植者により、漢字があてられ
「幸震(さつない)」
↓
(3)読みにくさ故、漢字の通りに読みを変更して
「幸震(こうしん)」
↓
(4)「幸震(こうしん)」に、福井から移り住んだ人が多かったので
「幸福(こうふく)」と、改名された
って、ことみたいです。
(1)から(3)までは、分からなくもないですが
(3)から(4)って、けっこう無理やりですよね(笑)
前に地名を入れるのはよく見かけますが(まさに「十勝花子」」さん)、後ろに地名を入れるのは珍しいような気がします。
ヨーロッパから来たから【琴欧州 】って名付けた、みたいな感覚?(笑)
でも、元々住んでいたアイヌの人は、どんどん本州からの入植者が増えていって、地名の表記が漢字に変わったと思ったら、力技で地名ごと変わってしまって…。
一体どんな気持ちで、自分たちの土地の移り変わりを見続けてきたのかな~なんて、レトルトカレーひとつで、100年以上前のアイヌの人の気持ちにまで思いを馳せてしまう、ちょっと変わり者のオカンなのでした(笑)。
コメントありがとうございます!
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